オーケーギフトショップ経営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 13:52 UTC 版)
「大橋巨泉」の記事における「オーケーギフトショップ経営」の解説
1973年、カナダのバンクーバーに、日本人観光客が日本語で買い物できる土産物店「オーケーギフトショップ」を開店し、実業家に転進した。 その後、カナダ国内ではバンフとナイアガラに開店したほか、オーストラリアのゴールドコーストとケアンズ、ニュージーランドのオークランドとクライストチャーチ(2011年にクイーンズタウンへ移転)にも展開し、3ヶ国7店舗まで事業を拡大した。 湾岸戦争、アメリカ同時多発テロ事件、クライストチャーチ地震などの影響があったものの、同店舗のみ取り扱う限定商品の販売や、大手旅行代理店とのタイアップ(来店粗品や割引が効くクーポン券の配布)、日本語の通じる店員が常駐するなどの面で評判が良く、巨泉死去後も継続して運営されていた。しかし、新型コロナウイルス流行の影響で、2020年6月をもってカナダ国内の店舗を全店閉鎖し、オーケーギフトショップ・カナダは廃業した。なおオーストラリアとニュージーランドの現地法人は引き続き経営を続けている。 カナダ以外にオーストラリアとニュージーランドに進出した理由は、カナダとは季節が逆の南半球に出店することで、観光客が激減する冬季の売上を補う必要があったためだという。一方で、憧れていた隣国アメリカには、地元からの強い要望があったにもかかわらず出店していない。 「オーケー」の名は、オーナーの大橋巨泉と、共同経営者でカナダ日系人協会会長などを務めたゴードン門田(門田亮)の2人の苗字イニシャルからとられており、日本のスーパーマーケット「OKストア」とは関係がない。
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