バッテリィズ
(エース (お笑い芸人) から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/08 08:34 UTC 版)
バッテリィズ | |
---|---|
メンバー | エース 寺家 |
結成年 | 2017年 |
事務所 | 吉本興業 |
活動時期 | 2017年10月15日 - |
出身 | NSC大阪校36期 |
旧コンビ名 | プライド、たこたまボーイズ(エース) ビッグイニング(寺家) |
現在の活動状況 | よしもと漫才劇場 |
芸種 | 漫才、コント |
ネタ作成者 | 寺家 |
現在の代表番組 | バッテリィズのインズバ!(Artistspoken) |
同期 | カベポスター ダブルヒガシ 丸亀じゃんごなど |
公式サイト | 公式プロフィール |
受賞歴 | |
2020年 第5回上方漫才協会大賞 文芸部門賞 2025年 第10回 上方漫才協会大賞 話題賞 |
バッテリィズは、吉本興業所属のお笑いコンビ。2017年結成。NSC大阪校36期生。よしもと漫才劇場に出演している。M-1グランプリ2024準優勝。
メンバー
- エース(1994年〈平成6年〉11月2日 - )(30歳)
-
立ち位置は向かって左。
- 身長182 cm、血液型B型。
- 大阪府大阪市西成区出身。
- 大阪市立梅南小学校(現まつば小学校)卒業。
- 大阪府立泉尾高等学校卒業。
- 本名:角 拳都(かど けんと)[1]
- NSC大阪校36期出身[2]。明石家さんまに憧れて芸人になったが、NSCに入ってから初めて漫才を知った[3]。
- 趣味は野球、スノーボード。
- 中学時代は、ヤングリーグのオール住之江に所属。主に投手で活躍し、三年次の全国大会ではベスト4まで進出している。
- 好きな漫画はONE PIECE、好きな映像作品はストレンジャー・シングス、好きなゲームは龍が如くシリーズ[2]。
- ももいろクローバーZ、YUKIの音楽が好き[4][5]。
- 阪神タイガースファン。
- 草野球チーム・上方ホンキッキーズでは背番号11番、投手。漫才でのキャラクターとは裏腹に、7種類の変化球を投げ分ける技巧派投手である[6]。また、打者としてはスイッチヒッターである[7]。
- 芸名「エース」は辻皓平(ニッポンの社長)が命名した。エース本人が考えた「たこ焼き」を反対して、代わりに「アホ」を提案するも却下され、さらに代わりに提案した「エース」が採用された。
- 寺家(じけ、1990年〈平成2年〉8月7日 - )(34歳)
- ネタ作成担当、立ち位置は向かって右。
経歴
元々2人とも別のコンビで活動していたが、同じ草野球チームでプレーしていたことから試合中のブルペンで話しコンビ結成[8]。コンビ名もピッチャーとキャッチャーの「バッテリー」であることに由来する。
M-1グランプリには結成当初から参加しており、2022年には準々決勝に、2023年には準決勝に[9]、そして2024年に決勝[10]に初進出。初の決勝は審査員9人中8人から95点以上の評点を獲得し、審査員の若林正恭(オードリー)からは「ワクワクするバカが現れた」「寺家の漫才のリズムをキープする腕も確か」と絶賛された[11]。合計861点でファーストステージ1位通過を決めるも、ファイナルステージでは令和ロマンに2票差で敗れて準優勝に終わった[12]。
2025年2月12日、『2025年ネクストブレイクランキング』のお笑い芸人部門1位に選ばれた[13]。
2025年春をもって大阪を卒業し、東京進出を予定している[14]。
2025年3月15日からは初となる冠番組『バッテリィズがチャリで来た。』(ABCテレビ)が全3回に渡って放送される予定[15]。
芸風
主に漫才。寺家が無知なエースに対して様々なことや有名地等の良さなどを説明していくも、エースはその良さや理由が分からずツッコむ。その際寺家が言うことは基本的に間違いではなく、逆に一般的な漫才ではツッコミの立場であるエースがボケのような振る舞いをすることが特徴。
定番のつかみとして、エースがやりたいことや目標(運転免許取りたい、北海道旅行に行くからいろいろ教えてほしいなど)を言って、それに対して寺家が「確かにな」と前置きし、エースのアホエピソード(軽自動車の軽をアルファベットのKと思い込んでいた、名前書いたら受かる高校に名前を書き忘れて落ちるなど)に絡めてイジるというものがある。このつかみのエピソードは、実話を用いることをこだわりとしている。
エピソード
- 大阪よしもと芸人による草野球チーム「上方ホンキッキーズ」を設立・運営[16]。草野球の全国大会出場を目指して大会に出場し、全国1位のチームと戦い、4-4で引き分けたことがあるほど本気で取り組んでいる。
- M-1グランプリ2023の敗者復活戦をきっかけに、2024年2月より月に1回の頻度でエバースとの対バンライブを実施している[17]。
出囃子
賞レースでの戦績
M-1グランプリ
年度(回) | 結果[18] | 会場 | エントリー No. | 備考 |
---|---|---|---|---|
2018年(第14回) | 3回戦進出 | よしもと漫才劇場 | 347 | |
2019年(第15回) | 2回戦進出 | 朝日生命ホール | 148 | |
2020年(第16回) | COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール |
762 | ||
2021年(第17回) | 3回戦進出 | よしもと漫才劇場 | 2160 | |
2022年(第18回) | 準々決勝進出 | なんばグランド花月 | 1494 | |
2023年(第19回) | 準決勝進出 | NEW PIER HALL | 1340 | 敗者復活戦サバイバルラウンドCブロック出場 |
2024年(第20回) | 決勝2位 | テレビ朝日 | 6307 | 決勝キャッチフレーズ「浪花のド直球」 ファーストラウンド1位通過 |
その他
- 2018年 ytv運ロワイヤル 優勝 (エース)
- 2019年 アジアカップ台韓日芸能人野球チャリティートーナメント 優勝
- 2020年 第9回 関西演芸しゃべくり話芸大賞 決勝進出[19]
- 2022年 キングオブコント 準々決勝進出
- 2022年 ABCお笑いグランプリ 最終予選進出[20]
- 2023年 キングオブコント 準々決勝進出
- 2023年 第5回 上方漫才協会大賞 文芸部門賞[21]
- 2024年 第13回 ytv漫才新人賞 決勝3位(ROUND1 4位、ROUND3 1位通過)
- 2025年 第10回 上方漫才協会大賞 話題賞[22]
出演
- テレビ
- 運ロワイヤル(読売テレビ、2018年2月26日)
- さや香・ラニーノーズ・ネイビーズアフロのバツウケテイナーR(サンテレビ、2020年)
- かまいたちの机上の空論城(関西テレビ 2020年3月8日、4月17日、8月14日、21日)
- THE CONTEへの道(フジテレビ、2023年1月28日)
- ラヴィット!(TBS、2023年2月2日、2024年12月23日)
- ネタパレ(フジテレビ、2023年3月10日)
- OSAKAラフウォーズ(TVO、2023年3月19日)
- ミキベース(MBS、2023年5月23日、5月30日、6月6日、6月13日)
- ytv漫才新人賞選考会 ROUND1(読売テレビ、2023年9月10日)
- カベポスター・天才ピアニスト・フースーヤのワチャラチャ忍忍(サンテレビ、2023年9月19日)
- ytv漫才新人賞選考会 ROUND3 (読売テレビ、2024年2月11日)
- ボクらの時代(エースのみ、フジテレビ、2025年2月9日)
- 後編は2025年2月16日に放送予定だったが、高比良くるま(令和ロマン)の不祥事発覚に伴い放送見合わせとなっている。
- 有吉の壁(日本テレビ、2025年2月19日)
- バッテリィズがチャリで来た。(ABCテレビ、2025年3月15日、22日、29日) - 冠番組
- ラジオ
- バッテリィズの18m44ラジオ(Radiotalk)
- バッテリィズのMBSヤングタウンNEXT(MBSラジオ、2023年5月21日)
- バッテリィズのインズバ!(Artistspoken、2024年4月1日 - )[23]
- 火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ(TBSラジオ、2025年1月1日)
- バッテリィズのオールナイトニッポン(ニッポン放送、2025年1月8日)[24]
- あののオールナイトニッポン0(ZERO)(ニッポン放送、2025年1月8日)
- CM
脚注
- ^ a b “Vol.42 バッテリィズ 関西を元気に!DOMOぱどの芸人インタビュー”. 2024年12月17日閲覧。
- ^ a b c d “バッテリィズ プロフィール|吉本興業株式会社”. 吉本興業. 2022年1月5日閲覧。
- ^ a b “よしもと漫才劇場 マンゲキブログ”. 2025年3月1日閲覧。
- ^ エースInstagram掲載日2016年3月13日 閲覧日2024年12月25日
- ^ エースInstagram掲載日2019年6月2日 閲覧日2024年12月25日
- ^ “Vol.42 バッテリィズ|関西を元気に!DOMOぱどの芸人インタビュー”. content.eshigoto.jp. 2024年12月25日閲覧。
- ^ “上方ホンキッキーズ|角拳都(バッテリィズ)|teams”. teams. 2024年12月26日閲覧。
- ^ 三宅敏、上田博志. “吉本芸人動画付き!笑いも野球も真剣「アホの」バッテリィズ 投手と捕手で頂点狙う - お笑い : 日刊スポーツ・プレミアム”. nikkansports.com. 2023年11月25日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “M-1準決勝にフースーヤ、きしたかの、エバース、シシガシラ、鬼しみ、スタミナパンら30組、今年も生配信決定”. お笑いナタリー. 2023年11月25日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “ママタルト、令和ロマン、ジョックロック、エバース、ダイタクら「M-1」決勝進出”. お笑いナタリー. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “「ワクワクするバカが現れたな」オードリー若林がバッテリィズに名コメント…M-1“松本人志不在が話題にならなかった”新審査員9人チーム「スキのない採点」(ラリー遠田)”. Number Web - ナンバー. 2025年1月21日閲覧。
- ^ “令和ロマン「M-1グランプリ2024」優勝、史上初の連覇”. お笑いナタリー (2024年12月22日). 2024年12月22日閲覧。
- ^ “ブレイク候補が多数躍進した『M-1グランプリ2024』でバッテリィズがドリームを掴む『2025年ネクストブレイクランキング~お笑い芸人編~』 | 特集 | Deview-デビュー”. Deview. 2025年2月14日閲覧。
- ^ “バッテリィズが4月に東京進出、3月に初のNGK単独とマンゲキ卒業公演”. お笑いナタリー (2025年2月7日). 2025年2月7日閲覧。
- ^ “バッテリィズ初の冠番組「バッテリィズがチャリで来た。」チャリで笑顔を届ける”. お笑いナタリー (2025年3月8日). 2025年3月8日閲覧。
- ^ “Vol.42 バッテリィズ|大阪・和歌山・関西で正社員・パートの求人を探すなら、【DOMOぱどNET関西】”. content.eshigoto.jp. 2023年11月25日閲覧。
- ^ “バッテリィズ×エバース『M-1』を代表するコンビへ「東で一番、西で一番の漫才師になりたい」”. QJWeb (2025年2月8日). 2025年2月8日閲覧。
- ^ “バッテリィズ | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “第9回 関西演芸しゃべくり話芸大賞”. NPO法人 関西演芸推進協議会. 2023年11月25日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “「第43回ABCお笑いグランプリ」最終予選、大阪会場で23組激突(ライブレポート)”. お笑いナタリー. 2023年11月25日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “「上方漫才協会大賞」大賞はミキ!特別賞にかまいたち「こんなん何個あってもいい」(写真45枚)”. お笑いナタリー. 2023年11月25日閲覧。
- ^ “「第十回 上方漫才協会大賞」大賞にドーナツ・ピーナツ、新人賞にジョックロック バッテリィズは話題賞”. お笑いナタリー. 2025年1月13日閲覧。
- ^ “エバース、バッテリィズ、素敵じゃないか、オダウエダの冠Podcast番組スタート”. お笑いナタリー (2024年3月28日). 2024年4月22日閲覧。
- ^ “「バッテリィズのオールナイトニッポン」生放送決定 いい響きですねー!最高ですねー!”. お笑いナタリー (2025年1月1日). 2025年1月8日閲覧。
- ^ “バッテリィズがCM初出演!近藤勇と千利休になりきって「伊右衛門」を飲む”. お笑いナタリー (2025年2月19日). 2025年2月19日閲覧。
外部リンク
- 公式プロフィール
- バッテリィズ エース (@KentoMaruko) - X(旧Twitter)
- かど(バッテリィズ) (@kadokento1102) - Instagram
- バッテリィズ 寺家剛 (@jiketsu87) - X(旧Twitter)
- バッテリィズ 寺家 (@batterysjike) - Instagram
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