エンニオ・モリコーネとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:15 UTC 版)
「セルジオ・レオーネ」の記事における「エンニオ・モリコーネとの関係」の解説
レオーネは自身の監督作品の音楽担当に作曲家のエンニオ・モリコーネを数多く起用した。映画監督レオーネと作曲家モリコーネのコラボレーションは、監督第二作目の『荒野の用心棒』からレオーネの遺作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』まで続いた。レオーネとモリコーネは小学校の同級生であり、仕事のみならずプライベートでも親密な交際を続けていた。 撮影を終えてから場面ごとに楽曲を追加するという通常の映画撮影の手法と異なり、撮影前にエンニオ・モリコーネが作曲した楽曲でイメージを膨らませたレオーネが、そのイメージの通りに映画を撮影するという製作方法を採ったこともあった。『続・夕陽のガンマン』のクライマックスシーンや『ウエスタン』などがそうである。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』では撮影現場にモリコーネの楽曲を流すことによって、役者に音楽に合わせた演技をさせた。レオーネの映像とモリコーネの音楽は映画中で高い親和性を醸しだし、物語をよりドラマチックに演出している。 ジョージ・ルーカスも『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』製作の際に、『ウエスタン』の音楽の使い方を参考にしたと言われている。
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