エッグ (バンド)とは? わかりやすく解説

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エッグ (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/28 08:13 UTC 版)

エッグ
Egg
出身地 イングランド ロンドン
ジャンル プログレッシブ・ロック
カンタベリー・ロック
アート・ロック
フュージョン
活動期間 1968年 - 1972年1974年
レーベル デラム・レコード
キャロライン・レコード
共同作業者 ユリエル
公式サイト www.egg-archive.com
旧メンバー デイヴ・スチュワート
モント・キャンベル
クライヴ・ブルックス

エッグ (Egg)は、イギリスプログレッシブ・ロックバンドである。

メンバーは、モント・キャンベル(ベースボーカル)、デイヴ・スチュワートキーボード)及びクライヴ・ブルックス(ドラム)。元々は「ユリエル (Uriel)」というバンド名だったがメンバーの一人、スティーヴ・ヒレッジが脱退したため、バンド名を「エッグ」に改め、音楽活動を再出発した。オルガンを中心とするキーボード・トリオで、同時期のエマーソン・レイク・アンド・パーマーと比較されることもあるが、彼らとは異なり商業的には成功しなかった。エッグはロンドン出身であるが、バンド解散後にモント・キャンベル及びデイヴ・スチュワートが、いわゆるカンタベリー系ミュージシャンらに合流したため、カンタベリー系のバンドとしてみなされている。

来歴

1968年、ユリエルからスティーヴ・ヒレッジが大学進学のため脱退。(後にカーン結成) ヒレッジほどのギターが見つからなかったため、ギターは補充せずに残ったデイヴ・スチュワート、モント・キャンベル、クライヴ・ブルックスでキーボード・トリオとして活動を継続。

1969年、バンド名をエッグと改名。

1970年、ファースト・アルバム『エッグ』、セカンド・アルバム『優雅な軍隊』録音。

1972年、レコード会社との契約上のトラブル及びモント・キャンベルの脱退表明等により、バンド解散。スチュワートはカーンを経てハットフィールド・アンド・ザ・ノースに加入する。

1974年、再結成。サード・アルバム『ザ・シヴィル・サーフィス』録音。後にスチュワート、キャンベルはナショナル・ヘルスを結成。

メンバーと担当楽器

ユリエル (Uriel) 1967年-1969年初頭

  • デイヴ・スチュワート (Dave Stewart) - オルガン、ピアノ
  • スティーヴ・ヒレッジ (Steve Hillage) - ギター、ボーカル (1968年夏に脱退)
  • モント・キャンベル (Mont campbell) - ベース、ボーカル、フレンチ・ホルン
  • クライヴ・ブルックス (Clive Brooks) - ドラム


ヒレッジ在籍時、脱退後にデモ曲を録音、1969年6月に一時的に再結成され、アーザケル (Arzachel)名義で録音。

第1期 1969年-1972年

  • デイヴ・スチュワート (Dave Stewart) - オルガン、ピアノ
  • モント・キャンベル (Mont campbell) - ベース、ボーカル
  • クライヴ・ブルックス (Clive Brooks) - ドラム

+

  • ヘンリー・ロウサー (Henry Lowther) - トランペット (ゲスト/2nd)
  • マイク・デイヴィス (Mike Davis) - トランペット (ゲスト/2nd)
  • ボブ・ダウンズ (Bob Downes) - テナーサックス (ゲスト/2nd)
  • トニー・ロバーツ (Tony Roberts) - テナーサックス (ゲスト/2nd)


ファースト・アルバム『エッグ』、セカンド・アルバム『優雅な軍隊』録音。

第2期 (再結成第1期) 1974年

  • デイヴ・スチュワート (Dave Stewart) - オルガン、ピアノ、ベース
  • モント・キャンベル (Mont campbell) - ベース、ボーカル、フレンチ・ホルン、ピアノ
  • クライヴ・ブルックス (Clive Brooks) - ドラム

+

  • ジェレミー・ベインズ (Jeremy Baines) - フルート (ゲスト/3rd)
  • リンジー・クーパー (Lindsay Cooper) - オーボエ、バスーン (ゲスト/3rd)
  • ティム・ホジキンソン (Tim Hodgkinson) - クラリネット (ゲスト/3rd)
  • スティーヴ・ヒレッジ (Steve Hillage) - ギター (ゲスト/3rd)
  • モーリス・キャンブレッジ (Maurice Cambridge) - クラリネット (ゲスト/3rd)
  • ステファン・サロウェイ (Stephen Salloway) - フルート (ゲスト/3rd)
  • クリス・パーマー (Chris Palmer) - バスーン (ゲスト/3rd)
  • ザ・ノーセッツ (The Northettes) - ボーカル (ゲスト/3rd)

   ・・・アマンダ・パーソンズ (Amanda Parsons)
   ・・・バーバラ・ガスキン (Barbara Gaskin)
   ・・・アン・ローゼンタール (Ann Rosenthal)


サード・アルバム『ザ・シヴィル・サーフィス』録音。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『エッグ』 - Egg (1970年 第1期)
  • 『優雅な軍隊』 - The Polite Force (1970年 第1期)
  • 『ザ・シヴィル・サーフィス』 - The Civil Surface (1974年 第2期)

ライブ・アルバム

  • The Metronomical Society (2007年 第1期) ※1969年-1972年のラジオ出演用音源、ライブ音源
  • BBC Sessions And More 1968-1972 (2015年)

コンピレーション・アルバム

  • Seven Is a Jolly Good Time (1985年)

シングル

  • "Seven Is A Jolly Good Time" / "You Are All Princes" (1969年 第1期)

その他

  • アーザケル : 『アーザケル』 - Arzachel (1969年) ※エッグの前身バンド、ユリエルが1969年6月に一時的に再結成されたが、契約上の都合でアーザケル名義で発表した。メンバーも変名でクレジットされている。
  • Uriel : Arzachel Collectors Edition (2007年) ※上記『アーザケル』全曲とスティーヴ・ヒレッジ在籍時、脱退後の未発表デモ音源(1968年末-1969年初頭)を収録している。

関連項目

外部リンク


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