エジプト象形文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/08 16:04 UTC 版)
古代エジプトのヒエログリフは、見た目は絵文字のように見えるが、実際には表音文字的な要素が非常に強い。ヒエログリフを解読したシャンポリオンは、ヒエログリフの各文字が、その文字によって描かれている語の最初の子音だけを表すために用いられていると主張し、その説明のために頭音法(仏: acrophonie) という語を使用した。 実際のヒエログリフは複数の子音を表している場合があり、たとえば水(*maw)を描いた文字は子音 m-w を表すために使われ、家(*pa:ruw)を描いた文字は子音 p-r を表すために用いられている。 字形意味音 水(*maw) m-w 家(*pa:ruw) p-r 後には頭音の原理により、描かれたものを意味するエジプト語の語彙の最初の子音を表す文字として使用された。
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