キルヒャー

デジタル大辞泉

キルヒャー【Athanasius Kircher】

読み方：きるひゃー

［1601〜1680］ドイツのイエズス会士・自然科学者。古代エジプト象形文字・幻灯・光の屈折・電磁石・火山など、広い分野で業績をあげた。著「エジプト語復原」「明暗大技術」「地下の世界」など。

世界宗教用語大事典

キルヒャー 【Kircher】

Athanasius Kircher ドイツ出身のイエズス会士。神学と自然学との融合を目指し、カバラや占星術にも関心を持った。ヒエログリフ（古代エジプトの象形文字）の解読に取り組み、幻灯機を発明するなど、多彩な研究業績を残している。（一六〇二～八〇）

外国人名読み方字典

キルヒャー

名前 Kircher

ウィキペディア

キルヒャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/08/03 09:57 UTC 版)

キルヒャーは、ドイツ系の姓。Kilcher と Kircher の2通りの綴りがあり、それぞれ原発音も異なる。

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キルヒャー

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「ジオコスモス」の記事における「キルヒャー」の解説

こうしたルネサンス期からのキミアの伝統のなかから、地下世界像をとり扱う学問ジャンルが17世紀半ばに姿をあらわす。それが「地下世界の自然学」 physica subterranea である。この概念を多くの図像とともに読者にインパクトを与えるかたちで訴えることに成功したのが、ローマのイエズス会士アタナシウス・キルヒャーの記念碑的な著作『地下世界』 Mundus subterraneus (アムステルダム、1655-1656）である。キルヒャーの地下世界像をキミアの伝統に添うかたちでさらに展開させたものが、ヨハン・ヨアヒム・ベッヒャーによる『地下世界の自然学』 Physica subterranea (ライプツィヒ、1669年）に見出せる。