ウエットサンプ方式のオイルパンとは? わかりやすく解説

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ウエットサンプ方式のオイルパン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 00:15 UTC 版)

オイルパン」の記事における「ウエットサンプ方式のオイルパン」の解説

自動車エンジン一般的な構造であり、エンジン下部にはエンジンオイル溜めておくオイルパン備えられている。オイルパン容量直接そのエンジンにて使用されるエンジンオイル総量左右する要素となるため、大排気量エンジンなる程大きな容積を持つオイルパン採用することが多い。また、オイルパンには走行風でエンジンオイル冷却する役割もあり、沈澱式オイルフィルターとしての役割果たしている。オイルパン蓄えられオイルオイルストレーナー備えたオイルポンプ吸い上げられ濾紙式のオイルフィルター通ってエンジン各部行きわたる。 オイルパンにはオイル排出用のドレインプラグが備わっており、オイル交換の際にはこのプラグ外してオイル排出するいわゆる抜き)。また、エンジンオイルの量を測定するためのオイルレベルゲージオイルパン直接接続される様に設けられている。このオイルレベルゲージ挿入される管は、自動車の整備においては吸引ポンプ挿入されオイルを抜くために活用される場合いわゆる抜き)もある。 オイルパン障害物衝突による破損最小限にするため、一般的にはプレススチールで製造されていることが多いが、スポーツタイプの車やターボ車などにはオイルパンの他にオイルクーラーによってエンジンオイル冷却しており、社外部品では冷却性能高めたアルミ合金製のオイルパン設定されている例もある。 しかし、ウエットサンプ方式には下記のような欠点存在するエンジン最下部オイルパンある程度上の高さが必要となるため、エンジン形状配置自由度損ねるオイルパンエンジンオイル加速度前後左右偏るため、オイルパン構造によってはオイルポンプ瞬間的にエンジンオイル吸い上げられなくなる恐れがある。 これら二つ欠点存在することから、モータースポーツ用いられる自動車や一部の市販オートバイ、あるいは航空機用エンジンではオイルパン用いないドライサンプ方式採用されている。ウエットサンプエンジン向けの社外オイルパンにおいてはコーナリング時オイル偏り防止するための仕切り板追加されている場合も多い。

※この「ウエットサンプ方式のオイルパン」の解説は、「オイルパン」の解説の一部です。
「ウエットサンプ方式のオイルパン」を含む「オイルパン」の記事については、「オイルパン」の概要を参照ください。

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