ウィリアム・シェイクスピア / ランス・カーター※
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本作の主人公。不敵な表情と口髭が特徴の金髪の青年。イギリス中部のストラトフォード・アポン・エイヴォンという街で手袋職人で中流階級(ヨーマン)のジョン・シェイクスピアの息子として生まれ育つ。人当たりが良く真っ直ぐな性格で幼少時から人を惹きつける魅力がある少年であった。国王の政策によってカトリックが弾圧される中、友人ジョン・クームの自宅で密かに開かれていた水曜礼拝に呼ばれるようになり、敬虔なカトリック教徒として人格を形成していく。しかし、幾人もの悪意によって友人ジョンとともに鹿泥棒の汚名を着せられたことをきっかけに、ランス・カーターと名を変えて故郷を出奔することとなった。その後、たどり着いたリヴァプールで塩商の徒弟として働く傍ら、素人芝居の脚本を書くよう勧められたのをきっかけに芝居にのめり込む。劇作家として大成して富と権力を得、「自由」を獲得するという夢を持つようになった為、仲間たちとともにロンドンへ進出。グラマースクールしか出ておらず、またその授業もあまり熱心に受けていなかったため、本格的な劇作家としては教養が足りないのがネック。幼少時の愛称はウィル。
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