イントラ予測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 07:33 UTC 版)
H.264では、フレーム間予測を用いないマクロブロックに対して、上や左などに隣接するマクロブロックの隣接画素から補間によって予測画像を生成し、その予測画像との差分を符号化する、イントラ予測 (Intra prediction) が採用されている。予測画像の生成単位となるブロックサイズは、輝度 (Y) 成分については4×4および16×16画素の2種類であり、色差 (Cb, Cr) 成分の8×8画素については8×8画素単位の1種類である。また、予測画像生成における補間パターンは、輝度成分の4×4単位の場合は9種類、輝度成分の16×16単位および色差成分の場合は4種類が利用できる。 さらに、ハイプロファイル以上のプロファイル(後述)では、8×8画素単位のイントラ予測も利用可能である。補間パターンは4×4の場合と同様の9種類が利用できる。なお、8×8、4×4の場合は、整数変換も同じ行列サイズに固定される。 MPEG-4で導入されているAC/DC予測では、予測する係数がDCT係数の行列のうちの最上列ないし最左行の係数に限られているため、縦方向ないし横方向の画素変化に対してしか予測効率を高めることができない。これに対して、H.264のイントラ予測ではDCT係数ではなく画素レベルでの予測を行い、かつ縦・横方向以外にも斜め方向の画素予測パターンも利用できるため、予測効率が大幅に向上している。
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