AC/DC予測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 07:40 UTC 版)
VC-1では、フレーム間予測を用いないピクチャやブロックにおいて、MPEG-4パート2と同様のAC/DC予測を採用している。 MPEG-4との違いは、エントロピー符号化におけるハフマンテーブルが条件によって異なるものと利用するという点である。
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AC/DC予測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 01:30 UTC 版)
空間変換で得られたDCT係数に対して、さらに係数の最上列ないし最左列の係数から予測を行って情報量を削減する技術が導入されている。 DC予測とは、隣接した「左MBと左上MBのDC成分の変化量」と「左上MBと上MBのDC成分の変化量」を比較して、より傾きの小さい方向から現在のMBのDC成分を予測する手法である。この方法を用いることによって、相関の高い画素からの予測を行うことが可能であるため、圧縮率の向上が期待できる。 AC予測とは、フレーム間予測を用いずに符号化される画素ブロックについて、単純に離散コサイン変換(DCT)の係数を量子化して符号化するのではなく、DCT係数行列のうち最上列ないし最左行の値について、上ないし左の隣接ブロックの値との差分を符号化することによって符号量を削減する方式である。予測の方向の決定については、DC予測での予測方向に従う。この予測方式は、後にH.263でもAnnex Iとして採用された。 DC予測は必ず使用しなければならず、AC予測は使用有無をヘッダで切り替えることが可能である。
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