ネット予備校
別名:インターネット予備校
インターネットを介して運営される予備校。ネットを通して授業の配信を行うなど、新しい教育の形とされている。ネット予備校と呼ばれる予備校は、実際の校舎を構えていないことが多く、運営に関する全てをインターネット上で管理していることが一般的である。
ネット予備校によって、従来の予備校の欠点などが克服できると期待されている。従来の予備校では、受けたい講義が行われる時間に、その講義が行われる場所まで足を運ぶ必要があったが、ネット予備校では時と場所を選ばずに授業を受けることができる。また、従来の予備校では、講義によって受講生の定員などが決まっており、受けたくても受けることができない生徒がいた。一方のネット予備校では、その予備校の有名講師による人気授業も、定員を気にせず簡単に受講することができるとされている。
校舎に通う必要がないため、生徒個人の学習意欲の程度などによっては望ましい効果が出ない可能性もある。また、授業内での不明な点などを対面で質問することができないといった問題点もある。
ネット予備校は日本だけでなく、新興国での新たな教育の手段としても注目されている。
インターネット予備校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/01 15:52 UTC 版)
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インターネット予備校(インターネットよびこう)とは、インターネットを活用して予備校の運営活動、および講義の配信を行う予備校の俗称である。
概要
まだ発展途上の教育システムであるため、「インターネット予備校」とは法的な名称でもなく、また定義されるところもない俗称である。呼称には他にも「インターネット塾」「ネット予備校(塾)」「WEB予備校(塾)」「オンライン予備校(塾)」などがあり、一定していない(小中学生を対象としている場合「インターネット塾」、高校生以上を対象としている場合「インターネット予備校」とする傾向がある。)。
教室・校舎を持たず、インターネットを介して予備校業務を行うもので、インターネットのブロードバンド環境が整うとともに、急速に普及しつつある新しい教育形態である。
インターネット予備校の規模は、潤沢な資本と多数の講師を有し、あらゆる教科の講義を配信する予備校と、一人の予備校講師が自分の講義を収録し、一教科だけを配信するような単科予備校とに二極化している。
メリット
- 旧来の教育では、ある講義を受講するためには、かならずその日時に、その校舎・教室まで通わなければならない。しかし、どんなに受講したい講義があったとしても、スケジュールが合わない・地理的に遠い・受講生の年齢層と合わない等の事情から、受講しにくいという障害があった。インターネット予備校では、これら旧来の欠点をすべてカバーできる。
- 優秀な先生の授業も、従来は教室の定員オーバーにより受講できないことがあった。一方インターネット予備校では、受講生数に制限がない。
- 何回でも繰り返し受講することができるため、よく理解できなかったところは巻き戻して聴きなおし、理解が充分できているところは飛ばしたり早送りしたりするなど、進度に応じて自由に享受することができる(ただし、講義再生プレイヤーの機能による)。
- 従来型の講義より安価に提供できる。
デメリット
- 「校舎に通う必要がない」ことによって、同時に「学習の動機付け」が希薄になってしまうため、確固たる学習意欲のない受講生はサボりがちになってしまう。
- 何年にもわたって同じ収録講義が流されることが多いため、講義内容が古くなり、また、リアルタイムな社会情勢に即した講義ができない。
- 講義受講後、すぐに対面で質疑応答を行うことができない(メール対応などになることが多い)。
講義配信形態
講義の配信形態には、大きく分けて以下のようなものがある。
- ダウンロード配信
- 講義データをいったんダウンロードしてから受講するもの。
- ストリーミング配信
- 講義データをダウンロードしながら同時に受講するもの。データを保存できないようになっていることが多い。
- メディア配信
- 講義データをCD・DVD・USBメモリなどのメディアに収録し、郵送にて送るもの。
関連項目
外部リンク
- インターネット予備校のページへのリンク