イリドウイルス

微生物の用語解説

イリドウイルス [Iridovirus(es),Iridoviridae]

　昆虫のガガンボ(Tipula paludosa)から発見された虹色のティプラ･イリデッセントウイルスをはじめとして、脊椎動物では哺乳類(ブタ)、両生類、魚類(ブリ、マダイ、スズキ、ヒラメ)、無脊椎動物では多くの昆虫、軟体動物(タコ、カキ)、環形動物(イソメ)から分離された1群のウイルスをイリドウイルスという。宿主細胞の細胞質内で増殖して青緑色ないし青紫色の組織になる。正二十面体(120-300nm)の直線的2本鎖DNAウイルスである。とくに淡水、海水養殖魚のリンホシスチス病ウイルスは水産業にとって重要なウイルスの一つである。

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イリドウイルス科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/06/29 05:55 UTC 版)

イリドウイルス科（Family Iridoviridae）とは、直径125-300nmの正二十面体構造のカプシドを持ち、線状の2本鎖DNAをゲノムとするDNAウイルスの一科。