イラク・ディナールの取引に関するトラブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 07:20 UTC 版)
「イラク・ディナール」の記事における「イラク・ディナールの取引に関するトラブル」の解説
本通貨を「米軍が撤退すれば貨幣価値はすぐに20~30倍になる」と、業者が消費者に高額(2.5万円~10万円/25000イラクディナール紙幣1枚)でイラクディナールを購入させるケースや、すぐに高価(20万円~70万円/25000イラクディナール紙幣1枚)で買取るからとディナールを購入させ、その後換金に応じないなどのトラブルが日本において2010年3月以降急増した。このため国民生活センターは2010年6月24日、「イラク通貨(イラクディナール)の取引に要注意!」と注意喚起を公表した。標的は主に高齢者や過去に未公開株などの投資トラブルにあった消費者。勧誘する会社や不適切なレートでの電話勧誘による悪徳商法が日本国内で見受けられ、2010年5月末現在の為替レートは25000イラクディナール (IQD) = 1947.3695 日本円 (JPY)という相場からしても業者側が暴利を得ていることは明らかであるとし、勧誘に応じないよう呼びかけている。2010年10月には、「貨幣価値が向上する」などと偽って、イラク・ディナールの高値(5万円~10万円/25000イラクディナール紙幣)での購入を持ち掛けて売り付けようとしたとして、京都府警が男3人を詐欺容疑で逮捕している。
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