イスラーム美術の発掘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 09:51 UTC 版)
「イスラム美術」の記事における「イスラーム美術の発掘」の解説
詳細は「イスラーム考古学(フランス語版)」を参照 建築ならびに美術品の最も古い産品を求めてサーマッラー、スーサ、カイロなどでイスラーム考古学が行われている。政治状況や一時期の無関心などのためアラビア半島は学問上「最後の空白地」とも呼ばれ、それだけに研究の余地は大きく、困難にもかかわらず、パキスタンからマグリブに至るまでのイスラーム世界全域の重要な現場で発掘が行われている。1910年のサーマッラーとフスタートの発掘に始まり、1940年代にはイラン、シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエル、トルコ、東アフリカ諸国でも発掘調査が始まった。1970年代にはイスラーム考古学研究とともに急増し、エルサレム、ダマスクス、ラッカ、カエサリア、シーラーフ、アカバ、クサイル、トゥール、ラーヤなどの都市遺跡の発掘が進んだ。バグダードは遺跡が建物に覆われているので発掘調査を行うことはできていない。他方、サーマッラーはエルンスト・ヘルツフェルト(ドイツ語版)やより最近ではアラステア・ノーセッジ(フランス語版)によるものなど複数次の発掘調査の対象となっている。
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