イスタンブール直通廃止後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 09:35 UTC 版)
「オリエント急行」の記事における「イスタンブール直通廃止後」の解説
ストラスブール・ウィーン経由のオリエント急行は、1950年代からパリからブダペストまたはブカレストへの国際夜行列車となっていた。ダイレクト・オリエント急行の廃止後もブカレストへのオリエント急行は運行されていたが、2001年6月のダイヤ改正で運行区間をパリ - ウィーン(ウィーン西駅)間に短縮し、ユーロナイト262・263列車となった。これによりスピードアップが図られたが、食堂車の連結は取りやめられた。 2002年11月6日、パリ発ウィーン行きの列車がフランス国内のナンシー駅発車後、寝台車で火災が発生し12名が死亡する事故が起きた。 2004年3月時点でのパリ - ウィーン間直通の編成は次のようなものであった。 寝台車1両 - クシェット(簡易寝台車)2両 - 2等座席車3両 その他に、パリ - ストラスブール間とザルツブルク - ウィーン間で1等座席車および2等座席車が増結されていた。 2007年6月10日にTGV東ヨーロッパ線が開業したことにともない、運転区間が現行のストラスブール - ウィーン間に短縮され、ストラスブールでTGV列車に接続するダイヤに改められたほか、停車駅の大幅な削減が実施された。 2008年12月のダイヤ改正でオリエント急行の列車番号は468・469と改められた。この時点での停車駅は以下の通りである ストラスブール駅 ケール駅 バーデン=バーデン駅 カールスルーエ中央駅 プフォルツハイム中央駅 シュトゥットガルト中央駅 ウルム中央駅 ザルツブルク中央駅 リンツ中央駅 アムシュテッテン駅 ザンクト・ペルテン中央駅 ウィーン西駅 コスト高や高速鉄道網の発展により、この列車も2009年12月12日8時59分ストラスブール着の列車を最後に廃止された。
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