イギリスの競走馬「ミノル」との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 01:36 UTC 版)
「藤井實」の記事における「イギリスの競走馬「ミノル」との関係」の解説
1906年にアイルランドのキルデア県で生誕し、1909年のダービーステークスに優勝した競走馬ミノルにつき、その馬名が藤井の名前に由来するという説がある。保阪正康は(イギリス国王だった)「エドワード7世が藤井にちなんで自らの持ち馬にミノルという名をつけた」と記している。しかし、実際にはミノルはエドワード7世が英国軍大佐のウィリアム・ホール・ウォーカー (William Walker, 1st Baron Wavertree) から借り受けた馬である。 ミノルを産んだ牧場の後身に当たるアイリッシュ・ナショナルスタッドのウェブサイトでは、名前の由来は牧場内の日本庭園を造成するためにウォーカーが招いた日本人・飯田三郎(英国名・Tassa Eida)の息子であるミノル(実)に由来すると記していた。その後も、飯田三郎や飯田実の経歴が明らかにされる中で、ミノルの馬名が飯田実に由来するという文献が複数存在する。 なお、保阪は日本のトキノミノルがミノルの血筋を引いているとも記しているが、これは事実ではない(トキノミノルの馬名も、イギリスのミノルとは無関係。詳細はトキノミノルの項目を参照)。
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