アーチアバットのひび割れ対策(材料工学的問題)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 00:00 UTC 版)
「別府明礬橋」の記事における「アーチアバットのひび割れ対策(材料工学的問題)」の解説
また、アーチアバット部では土壌酸性度が非常に高く、腐食進行が大いに予想されるため、同部の強度が要求される。一方で、大量のコンクリートを使う(マスコンクリート)ため、コンクリート造成時の自身の発熱、温度降下によるひび割れが想定された。そのため、ひび割れ解析を実施し、発熱量の少ない高炉セメントを使用すること、練混水の一部をフレーク状の氷に変え、アジテーター車のドラムを冷やす等、セメントを17℃に冷却して施工を実施した。対策の結果、施工直後のひび割れ問題は起きなかった。 設計に携わった坂手(1987、2005)は、アーチアバット部のみならず、アーチ部や橋体のコンクリートのひび割れ・剪断力についても報告している。
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