アンドリュー・ヒューズとは? わかりやすく解説

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アンドリュー・ヒューズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/31 01:31 UTC 版)

アンドリュー・ヒューズ
Andrew Hughes
生誕 (1908-01-16) 1908年1月16日
オスマン帝国
死没 (1996-09-01) 1996年9月1日(88歳没)
フランス
国籍 オーストラリア[1]
職業 経営者、俳優
活動期間 1959年 - 1984年

アンドリュー・ヒューズ(Andrew Hughes、1908年[2]1月16日 - 1996年9月1日[3]は、トルコ出身の経営者俳優である。日本の映画・テレビドラマに出演したことで知られている[4]。名前はアンドリュウ・ヒューズアンドレ・ヒューズA・H・ヒューズと表記されることもある。最も有名な役は、1965年に日本で公開されたコメディ映画『大冒険』のヒットラー役である[5]

キャリア

ヒューズはオスマン帝国で生まれ、本業は貿易商であるが[1]、トルコでエキストラとして演技をしていたことが知られている。英語講師としても務めていた[1]

輸出入業のビジネスマンとして東京を拠点に活動していたヒューズは、1965年、公募していた「ヒットラーのそっくりさん」に採用されて『大冒険』に出演した。以降東宝クレージー映画に常連と言ってもいいほど多くの作品で、様々な西洋人の役で起用されている。首相、社長、教授、悪の組織の首領など作品の中でも重要な位置を占める役柄が多い他、上記のヒトラー以外にもマッカーサーロジェストヴェンスキーなど実在の人物も複数回演じている。『世界大戦争』等、自らが出演していない作品でも外国人エキストラ達の通訳を担当するなど日本人スタッフとの仲介役としても活躍した[6][7][8][2]

同時期に日本で活動していた俳優のダン・ユマ(ロバート・ダンハム)は、当時の日本で「欧米系俳優」として活動していた人物のほとんどがトルコ系であったと断言している[8]トルコ革命後、多くのトルコ人が徴兵を逃れるために中国経由で日本に逃れてきたからである[8]

出演作品

映画

テレビドラマ

脚注

  1. ^ a b c d 東宝特撮映画全史 1983, p. 527, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
  2. ^ a b 超常識 2016, p. 125, 「Column ゴジラ映画 俳優FILE」
  3. ^ Andrew Hughes”. IMDb. 2019年10月4日閲覧。
  4. ^ de Gruyter, Walter (2004). Japanese Biographical Index. Germany: Die Deutsche Bibliothek. ISBN 3-598-34026-5 
  5. ^ The Crazy Adventure”. www.tohokingdom.com. 2020年7月9日閲覧。
  6. ^ Andrew Hughes”. IMDb. 2020年7月9日閲覧。
  7. ^ exploderbutton.com”. exploderbutton.com. 2020年7月9日閲覧。
  8. ^ a b c Ryfle, Steve (1999). Japan's Favorite Mon-star: The Unauthorized Biography of "The Big G". Canada: ECW Press. ISBN 978-1550223484. https://archive.org/details/japansfavoritemo0000ryfl 
  9. ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–538, 「主要特撮作品配役リスト」
  10. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 99, 「『大冒険』作品解説/俳優名鑑」
  11. ^ a b ゴジラ大百科 1993, p. 114, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」

参考文献

外部リンク





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