アンドリュー・パーカー・ボウルズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 軍人・武士 > 軍人・軍事関係者 > イギリスの軍人 > アンドリュー・パーカー・ボウルズの意味・解説 

アンドリュー・パーカー・ボウルズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/25 06:23 UTC 版)

アンドリュー・ヘンリー・パーカー・ボウルズ(Andrew Henry Parker Bowles, OBE, 1939年12月27日 - )は、イギリス陸軍退役将校イギリス国王チャールズ3世の後妻である王妃カミラの元夫である。 サヴァン症候群で知られる盲目のピアニストデレク・パラヴィチーニは甥である。

生い立ち

アンドリュー・パーカー・ボウルズは、第6代マックルズフィールド伯爵トマス・パーカーの曾孫であるデレク・ヘンリー・パーカー・ボウルズの息子として生まれた。母はカトリック教徒のアン・デ・トラフォードであり、彼女は億万長者であるサー・ハンフリー・デ・トラフォードの娘である。

軍歴

成長した彼は、ベネディクティン・アンプルフォース・カレッジとサンドハースト王立陸軍士官学校で教育を受けた後、1960年にロイヤル・ホースガーズ連隊に入隊した。

1965年頃にはサー・バーナード・フェルガッソン・ニュージーランド総督附武官(Aide-de-camp)となった。1967年から1969年の間はロイヤル・ホースガーズ連隊の副官 (Adjutant) を務めている。連隊は1969年にブルーズ・アンド・ロイヤルズライフガーズと共に王室騎兵を構成する)へと改組され、翌1970年までその副官を務めている。1971年12月に少佐へ昇進し、1972年にB騎兵中隊の隊長を務め、1980年6月30日に中佐に昇進した。1981年から1983年までは王室騎兵乗馬連隊 (Household Cavalry Mounted Regiment) の指揮官 (Commanding Officer) となった。1987年大佐に昇進し、王室騎兵連隊の連隊長代理となり、エリザベス女王付のシルバースティック(護衛騎兵将校補佐)を1990年まで務めた。1990年に准将へと昇進し、1991年から1994年まで王立陸軍獣医軍団 (Royal Army Veterinary Corps) の総監を務め、1994年に退役した。

私生活

1970年代前半、アンドリューはチャールズ王子のポロチームに加わり、アン王女と交際したのち、チャールズと交際したことのあるカミラ・ローズマリー・シャンドと交際した[1]

1973年、カトリックの教義に則ってカミラと結婚式を挙げた。その後夫婦は2人の子供トムとローラをもうけている。2人はカトリックとして教育を受けており、ローラはシャフツベリーのセント・マリーズに、トムはイートン・カレッジに入学している。

アンドリューとカミラは1995年に離婚し、1年後アンドリューは長年の愛人であったローズマリー・ピットマンと結婚した。ローズマリー(旧姓ディキンソン)はヒュー・ピットマン中佐の元妻であった。ヒューはピットマン・システムの発明者であるサー・アイザック・ピットマンの子孫で、ダイアナ妃の伯父である第5代フェルモイ男爵エドムンド・フェルモイの義理の兄弟であった。アンドリューとローズマリーの夫妻は、2005年4月9日に行われたチャールズ王太子とカミラとの結婚式に出席している。

脚注

  1. ^ Barber, Lynn (2003年10月21日). “'Quite grand, and she doesn't tip'”. The Daily Telegraph. https://www.telegraph.co.uk/culture/books/3604909/Quite-grand-and-she-doesnt-tip.html 2017年10月3日閲覧。 




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アンドリュー・パーカー・ボウルズ」の関連用語

アンドリュー・パーカー・ボウルズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アンドリュー・パーカー・ボウルズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアンドリュー・パーカー・ボウルズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS