アンチウイルス業界の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 14:53 UTC 版)
「Extended Copy Protection」の記事における「アンチウイルス業界の反応」の解説
独立系の研究者が事実を公表すると、セキュリティソフトウエアベンダーはすばやく追従した。$sys$*隠蔽コンポーネント削除プログラムの公開と同時にXCPのコンポーネントに関する詳細な解説を公開した。その一方でいまだにCD-ROMフィルタドライバコンポーネントを削除するためのプログラムは公開されていない。アンチスパイウエアプログラムのPestPatrolのメーカーであるコンピュータ・アソシエイツはXCPソフトウエアをトロイの木馬であり、かつルートキットであると定義した。 コンピュータ・アソシエイツのアンチスパイウエアプログラムであるPestPatrolは、現在ではこのソニーのソフトウエアを検出して削除するようになった 。Microsoft Anti-Malware Engineering Teamは次期Windows DefenderではソニーXCP製品の隠蔽用コンポーネントをマルウェアとして識別して削除するとアナウンスした。 しかし、一部のアンチウイルス会社の幾分のんびりとした、そして不完全な対応について、Bruce Schneier(Counterpane社の情報保安専門家にしてセキュリティのバイブルともいうべき「暗号の秘密とウソ」の著者)が質問を発している。ワイアードニューズの記事の中で、Schneier氏はこう問うている「マルウェアの作者たちが、マルウェアから私たちを守るために雇われたその会社と結託したとき、何が起こるのか?」彼の答えは、「Linux を使いなさい。そして自分のしていることをしっかり理解しなさい」である。
※この「アンチウイルス業界の反応」の解説は、「Extended Copy Protection」の解説の一部です。
「アンチウイルス業界の反応」を含む「Extended Copy Protection」の記事については、「Extended Copy Protection」の概要を参照ください。
- アンチウイルス業界の反応のページへのリンク