アンダーソン砦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/31 04:30 UTC 版)
「ウィルミントンの戦い」の記事における「アンダーソン砦」の解説
デイビッド・ディクソン・ポーター海軍少将の砲艦が川を遡り、アンダーソン砦を砲撃してその大砲12門全てを沈黙させた。ウィリアム・B・クッシング海軍少佐の指揮下に北軍海軍は、ポーターの砲艦を前進させるために、南軍の機雷を爆発させるよう仕向ける目的で、偽装の大砲を製作した。クッシングもポーターもこの策略が成功したことに大いに喜んだが、後の南軍の報告書では守備隊が偽装の船を見破り、それに備えていたことになっていた。一方、アデルバート・エイムズ准将の師団に支援されたコックス隊は川の西岸を砦に向かって前進した。コックスはトマス・J・ヘンダーソン大佐とオーランド・ムーア大佐の指揮する旅団を砦に向かわせ、一方、ジョン・S・ケイスメント大佐とオスカー・スタール大佐の旅団は湿地を抜けて砦の側面に向かわせた。ケイスメントとスタールの部隊は南軍の騎兵隊に遭遇したが、短い交戦の後でそれを追い返した。砦の指揮官であるジョンソン・ハーグッド准将は罠を感知し、ホークからの連絡を受けたこともあって、北のタウン・クリークに沿った防衛線まで後退することにした。ハーグッドの軍隊が退却を始めたときに、ヘンダーソンの旅団が攻撃を始めたので、砦は容易に奪取でき、幾らかの捕虜も抑えた。
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