アンダークロックで設計されている製品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/01 08:35 UTC 版)
「アンダークロック」の記事における「アンダークロックで設計されている製品」の解説
超小型のノート型パソコンや携帯電話においては、バッテリーの消費や発熱を抑えるために、あえて高周波数で動作するCPUを使い、かつアンダークロック動作させている製品が存在する。消費電力低減によるバッテリの小型化、発熱を抑えることによるヒートシンクなどの小型化を行い、本体を極力小さく設計するためのアプローチである。 ASUS Eee PC(Celeron M 900MHzを搭載し、630MHz動作) 富士通 F-07C(Atom Z650 1.2GHzを搭載し、600MHz動作 ) 等がある。 これらの機種のCPUを定格動作させる改造・調整手段も存在するが、機器全体は低いクロックでの設計となっているため、事実上はオーバークロックとなる(バッテリーの持続時間が極端に短くなるなど)。 極端な例としては、電池の持続時間を最重視したポケットコンピュータなどでは、クロック周波数を倍にしても動作するものがあった(当然電池の消耗が激しく、常用には向かないので切替え式に改造されることが多かった)。
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