アンジェロの使用する特殊なギター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/22 04:22 UTC 版)
「マイケル・アンジェロ」の記事における「アンジェロの使用する特殊なギター」の解説
彼の使用するギターの中で特に特殊なものが2つある。 ダブル=アックスまず、ダブル=アックスと呼ばれるダブルネック・ギターである。通常の平行してネックが生えているダブルネック・ギターではなく、ネックがV字型に生えているギターである。これは左右同時に演奏する事を前提に設計されているからであり、左右同時演奏のヒントはピアノを演奏している時に思いついたという。その為、演奏の際には両手で同時に左右それぞれ別のメロディを弾いたりする。また、アンジェロは左利き用ギターでも演奏ができるので、ダブル=アックスを使用する際には客側から見て右側の右利き用、左側の左利き用それぞれで通常の弾き方を披露する他、逆手でも演奏する(左利き用ギターを左手でネックを押さえ、腕を交差するようにして右腕でピッキングする)。左右同時演奏の際にも、両手を広げて両方順手で演奏するパターンと、両手を交差させて両方逆手で演奏する2パターンがある。尚、このギターを初めて客前で披露したのは1980年のカリフォルニア州レセダでのライヴである。 クワッドギターこれはネックが4本生えているギターである。これはX型となっていて、上の左右は7弦、下の左右は通常の6弦となっている。また、この4ネックギターはエルパソで行ったNitroライブの時に盗まれてしまい、組み立てが不可能になり使用される事はなかったが、ディーン (楽器メーカー)が彼の為に再びクワッドギターを制作してくれた為、現在はパフォーマンス等で使用される。尚、盗まれた4本のうち2本は手元に返ってきている。 盗まれた初期のクワッドギターと違い、新しいクワッドギターは上下左右4本全てが通常の6弦ギターになっていて、更にネックの角度が変わっている。また、X型だけでなく、ダブル=アックスを上下に2つ重ねた形状、ダブルV字型にもする事ができるようになっている。
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