アロケーショングループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/13 22:59 UTC 版)
「Journaled File System」の記事における「アロケーショングループ」の解説
アロケーショングループ (AG) は、アグリゲート(複数のディスク領域からなる集合体)を分割する単位である。JFSはAGに対しリソースアロケーションポリシーを適用し、I/O性能の向上に利用する。 リソースアロケーションポリシーは、1つはディスクブロックを分割し、ファイルのディスクiノードを同じAGに所属させようとするポリシー、もう1つは関連のないデータを同じAGに割り当てるポリシーである。ファイルが開かれている時、JFSはそのファイルが所属するAGをロックし、そのファイルが大きくなることのみを許可する。これにより、単にファイルにAGへの書き込みを許可するのみよりも、ファイルのフラグメンテーションを抑える。
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アロケーショングループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 15:12 UTC 版)
XFSファイルシステムは内部的に複数のアロケーショングループ(英語版)に分割することが可能である。アロケーショングループとは、等しいサイズの連続的なディスク領域である。1つのファイルやディレクトリは複数のアロケーショングループに跨って存在することが可能である。それぞれのアロケーショングループが固有のinode空間と固有の空き領域を持つことで、拡張性と並列処理性が生み出される。(複数の異なるスレッドやプロセスが同一のファイルシステムに同時にアクセス可能である)この特性により、メタデータの更新も並列に行うことができ、マルチプロセッサシステムやマルチコアシステムにおいて、I/O性能を向上させることができる。ファイルシステムが複数の物理デバイスに渡るときに、この強みは発揮され、すべての物理ストレージの性能が最大限発揮される。
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