エクステントの利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 15:12 UTC 版)
XFSではファイルデータを格納するブロックは、エクステント(英語版)と呼ばれる構造により管理される。個々のエクステントがポイントするブロック数は可変で、一つあるいは複数の連続したブロックを指し示すことが出来る。あるファイルに使われているブロックを単純に列挙して保持するファイルシステムに比べ、スペースを大きく削減できる。他の多くのファイルシステムでは、ブロックのアロケーションのために、一つあるいは複数のビットマップを使用しているが、XFSではこれらビットマップは、エクステントを利用した(各アロケーショングループごとに)一対のB+木による管理構造に置き換えられている。そのB+木の対の内、片方の木は利用できるエクステントの長さを管理し、他方はエクステントの開始ブロックを記録している。このデュアルインデックス構造により、種々のファイルシステム操作の中で効率高く利用可能なエクステントを探索することが可能となっている。
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