アルバム『エレクトリック・ストーム』
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「ホワイト・ノイズ (バンド)」の記事における「アルバム『エレクトリック・ストーム』」の解説
1969年6月、ホワイト・ノイズは画期的なアルバムである『エレクトリック・ストーム』をアイランド・レコードからリリースした。このアルバムは、さまざまなテープ操作技術を駆使して作成され、最初の英国製シンセサイザーであるEMS Synthi VCS3を使用している。多くの独特なポイントの中でも、アルバム最初のトラック「Love Without Sound」は、ヴァイオリンとチェロの音を作成するためにヴォーハウスの演奏するダブルベースをスピードアップしたテープ編集が採用されている。当初、アイランド・レコードで商業的な成功を手にしてはいなかったが、アルバムは今日では電子音楽史において重要かつ影響力のあるアルバムと見なされており、ジ・オーブやジュリアン・コープなどの現代アーティストによってその名をチェックされ、Broadcast、Add N to(X)、Secret Chiefs 3といったバンドらの現代的なライブ演奏に影響を与えている。スペースメン3のピーター・ケンバーは、2004年にキュレーションを担当したコンピレーション・アルバム『Spacelines』に、ホワイト・ノイズの楽曲「Firebird」を収めた。
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