アラルバッドの再訪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 08:35 UTC 版)
「シベリア (ゲーム)」の記事における「アラルバッドの再訪」の解説
機関車はアラルバッドの駅に停車し、ヘレナをエデノール・ホテルに送り届ける。その後、機関車のゼンマイを巻いて次の目的地へ出発しようとした時、ホテルの支配人が現れ、ケイト宛の差出人不明の荷物が届いていると告げられる。ケイトが箱を覗くと、そこにはマンモスの形をしたからくり人形が入っていた。ここでフロントにヘレナからの電話があり、ケイトを自分のもとへ急いで寄越すようにと連絡が入る。ヘレナは、コムコルツグラッドでの出来事について、退屈だった日常を一時的に忘れさせてくれたと感謝の気持ちを伝える。また続けて、自身がホテルに来たばかりの頃、ハンスもこのホテルにいたと思い出を語る。当初のハンスも病を患っており工場勤めが長かったせいかひどく咳き込んでいたが、後に回復しホテルを去ったという。話を終えたヘレナは別れを告げ、ジェイムスとともに部屋へ戻る。 ホテルの桟橋に出たケイトは、ベンチに座る老人を見つける。話しかけると、彼こそがハンス・ボラルバーグであった。ハンスは機関車をこの地へ運んできたケイトに感謝し、これに乗ってシベリア島へ行くと語る。ケイトはハンスと工場買収の契約を結ぶために来たと目的を説明し契約書を手渡すと、文字を読めないハンスは即座にサインをする。ここで、ケイトの上司であるエドワード・マーソン(Edward Marson)から仕事の確認の電話がかかってくるが、ケイトは今まさにハンスからサインを貰ったと報告し、マーソンはケイトを称賛したうえで早く帰国するようにと伝える。ケイトが電話を終えると、会話を聞いていたハンスは自分と一緒に来ないのかと尋ねる。その言葉に戸惑うケイトは、これで自分の旅は終わったと口にするも心の中で葛藤を覚えていた。ハンスは別れの言葉を残して機関車へ向かい、ケイトは桟橋に横づけされていたニューヨーク行きの水上機に乗り込もうとする。しかし、その瞬間にケイトは意を決し、振り返ってその場から駆け出すと、動き始めた機関車に飛び乗ってハンスの旅に同行することになる。
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