アメリカ合衆国環境保護庁長官とは? わかりやすく解説

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アメリカ合衆国環境保護庁長官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/05 01:42 UTC 版)

アメリカ合衆国
環境保護庁長官
Administrator of the Environmental Protection Agency
環境保護庁紋章
現職者
リー・ゼルディン
Lee Michael Zeldin

就任日 2025年1月29日
種類 閣僚
所属機関 内閣
担当機関 環境保護庁
指名 大統領
ドナルド・トランプ
任命 上院の承認
初代就任 1970年
初代 ウィリアム・D・ラッケルズハウス
ウェブサイト www.epa.gov

アメリカ合衆国環境保護庁長官(アメリカがっしゅうこくかんきょうほごちょうちょうかん、: Administrator of the Environmental Protection Agency)は、アメリカ合衆国連邦政府環境保護庁 (EPA) の長であり、連邦の大気浄化法と水質浄化法を(他の多くの環境関連法と共に)実施する役割を果たす。長官は大統領によって指名され、上院の投票によって承認されねばならない。環境保護庁長官の職は、環境保護庁設置法に基づき1970年に設置された。

環境保護庁長官は慣習的に、閣僚級の地位を大統領から付与され、大統領、副大統領と15名の内閣長官と共に座る。1980年代末以降、環境保護庁長官を閣僚に昇格させようとする運動が起こり、環境問題に対応すべく同庁を第16の内閣機関とした。環境保護庁長官は、他の諸国における環境大臣に相当する。

歴代環境保護庁長官

長官 在任期間 大統領
1 ウィリアム・D・ラッケルズハウス 1970年12月4日 - 1973年4月30日 リチャード・ニクソン
- ロバート・W・フライ英語版(代理) 1973年4月30日 - 1973年9月12日
2 ラッセル・E・トレイン 1973年9月12日 - 1977年1月20日 リチャード・ニクソン
ジェラルド・フォード
- ジョン・クォールズ・ジュニア(代理) 1977年1月21日 - 1977年3月6日 ジミー・カーター
3 ダグラス・M・コッスル 1977年3月7日 - 1981年1月20日
- スティーヴ・ジェリネック(代理) 1981年1月21日 - 1981年1月25日 ロナルド・レーガン
- ウォルター・バーバー・ジュニア(代理) 1981年1月25日 - 1981年5月19日
4 アン・M・バーフォード(旧姓ゴーサッチ) 1981年5月20日 - 1983年3月9日
5 ウィリアム・D・ラッケルズハウス 1983年5月18日 - 1985年1月4日
6 リー・M・トマス 1985年2月8日 - 1989年1月20日
7 ウィリアム・K・レイリー 1989年2月6日 - 1993年1月20日 ジョージ・H・W・ブッシュ
8 キャロル・M・ブラウナー 1993年1月22日 - 2001年1月19日 ビル・クリントン
9 クリスティン・トッド・ウィットマン 2001年1月31日 - 2003年6月27日 ジョージ・W・ブッシュ
- マリアン・ラマント・ホリンコ(代理) 2003年7月14日 - 2003年11月5日
10 マイケル・オーカーランド・レヴィット 2003年11月6日 - 2005年1月26日
11 スティーヴン・L・ジョンソン英語版 2005年4月29日 - 2009年1月20日
12 リサ・P・ジャクソン英語版 2009年1月22日 - 2013年2月19日 バラク・オバマ
- ボブ・ペルカセペ(代理) 2013年2月19日 - 2013年7月18日
13 ジーナ・マッカーシー英語版 2013年7月18日 - 2017年1月20日
- キャサリン・マケイブ(代理) 2017年1月20日 - 2017年2月17日 ドナルド・トランプ
14 スコット・プルーイット 2017年2月17日 - 2018年7月9日
15 アンドリュー・R・ウィーラー英語版 2018年7月9日[注釈 1] - 2021年1月20日
- ジェーン・ニシダ(代理) 2021年1月20日 - 2021年3月11日 ジョー・バイデン
16 マイケル・リーガン英語版 2021年3月11日 - 現職
- ジェーン・ニシダ(代理) 2025年1月1日 - 2025年1月20日
- ジェームズ・ペイン(代理) 2025年1月20日 - 2025年1月29日 ドナルド・トランプ
17 リー・ゼルディン 2025年1月29日 - 現職

長官代理

長官代理は通常、前長官が辞任してから後継者が承認されるまで一時的に、または政権交代の過渡期に、後継者が指名・承認されるまで職を引き受けるということに注意せねばならない。長官代理は環境保護庁職員の中から選ばれ、通常、あらかじめ上院の承認を得ることを就任の条件とする。リンダ・フィッシャーとスティーヴン・L・ジョンソン、アンドリュー・R・ウィーラーは長官代理就任時に、副長官を務めていた。マリアン・ラマント・ホリンコは、当時次官であった。彼らは長官代理就任に際して上院の承認を要しなかったが、正式な長官として勤務するには、(リー・M・トマスやスティーヴン・L・ジョンソン、アンドリュー・R・ウィーラーの場合のように)上院によって承認されねばならない。

脚注

注釈

  1. ^ 2019年2月28日まで代理。

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