アミ・スーパー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 04:43 UTC 版)
1973年には、GS用の空冷水平対向4気筒SOHC1,015ccエンジンを搭載したアミ・スーパーが追加された。アミ8との外観上の違いは少なく、僅かにグリル下にエアインテークが追加され、左側前フェンダーに「アミ・スーパー」のバッジがあるのみである。 ステアリングハンドル、内装特にシートはGSと全く同等になった。アミ6、アミ8の602ccエンジンの出力は35HPでしかなかったが、1,015ccエンジンの出力は61HPと飛躍的に向上し、あわせてシャシーも強化された。 前輪ブレーキは大型化しGS1220タイプとなり、サスペンションも2CV系のままでは限界に達したため、強化型コイルスプリング・前後の油圧ダンパー・アンチロールバーが追加され、前後懸架の関連(サスペンションシリンダーの可動性)は最小限になった。性能面が大きく強化されたアミ・スーパーであったが、価格面でGSと重複したため売れ行きはあまり芳しくなく、1973 - 1976年までに3年間に約44,820台が生産されたに留まった。 1978年に生産中止され、シトロエン・ヴィザに後を譲った。日本へも代理店の日仏自動車・西欧自動車によって少数ながら輸入されたが、保安基準に適合できなくなり1970年頃を最後に輸入は途絶した。
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