日仏自動車とは? わかりやすく解説

日仏自動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/03/11 14:28 UTC 版)

日仏自動車にちふつじどうしゃ)は1950年代後半から1969年まで存在した輸入車ディーラー。その名の通りフランス製自動車のシトロエンパナールを取り扱った。1969年6月より、西武百貨店グループ(後のセゾングループ)の西欧自動車(後に西武自動車販売に統合)にシトロエンの輸入販売権を譲渡し、会社は消滅した。本社・ショールームは東京都港区青山南町1-27(当時)にあった。

外貨規制が一時的に緩和された1952年頃に2CV11CVを輸入したのを皮切りに、日本人への輸入車販売が厳しく規制された1950年代後半には駐留アメリカ軍人や自動車メーカーの研究車としてDS/IDシリーズを積極的に販売(当時数百台が輸入されたと言われる)、1960年代に入るとシトロエンと資本関係のあったパナールの販売にも進出、ディナ24なども輸入販売した。1964年には輸入業務を行う「日仏貿易」と販売を行う「日仏自動車販売」に分社化された。

また、モータースポーツ部門は「スリーテック」に分社化され、富士グランチャンピオンレースやTSレースなどで長きに渡りチューナーとして活躍した。

現在も大阪でプジョーとシトロエンを販売している関西日仏自動車は、当時の関西地区販売店である。

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