アミノ酸の傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 18:16 UTC 版)
大きな芳香族残基(チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン)やβ分岐アミノ酸(スレオニン、バリン、イソロイシン)は、βシートの中間にあるβストランド内に存在することが有利とされている。βシート内の端部ストランドにはさまざまな種類の残基(プロリンなど)が見られる可能性があるが、これはおそらく、凝集やアミロイド形成につながる可能性のあるタンパク質間の「端と端」の結合を避けるためであると考えられる。
※この「アミノ酸の傾向」の解説は、「βシート」の解説の一部です。
「アミノ酸の傾向」を含む「βシート」の記事については、「βシート」の概要を参照ください。
アミノ酸の傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 08:19 UTC 版)
異なったアミノ酸配列はαヘリックスの形成に対して異なった傾向を示す。メチオニン、アラニン、ロイシン、グルタミン酸、リシンは特にヘリックスを作る傾向が強いが、プロリン、グリシン、チロシン、セリンはヘリックスを作りにくい。特にプロリンはアミノ基を持っていないため水素結合の形成に関与できず、また側鎖の立体障害が大きくてφの二面角も-70°程度しかないことから、ヘリックス構造を壊したり歪めたりしてしまう。またグリシンは構造が単純で変形しやすいためヘリックスに閉じ込めておくことがエントロピー的に不利になり、ヘリックスの形成を阻害する。
※この「アミノ酸の傾向」の解説は、「αヘリックス」の解説の一部です。
「アミノ酸の傾向」を含む「αヘリックス」の記事については、「αヘリックス」の概要を参照ください。
- アミノ酸の傾向のページへのリンク