アミノ酸スコアとその種類
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「必須アミノ酸」の記事における「アミノ酸スコアとその種類」の解説
日本で使われてきた必須アミノ酸のバランスを示すスコアは3種類ある。1957年のプロテインスコア、アミノ酸スコアの1973年版、同じくアミノ酸スコアの1985年版、である。 プロテインスコアは、1957年にFAOがたんぱく質必要量の国際的基準として最初に発表したもので、幾度もの修正が加えられる前の古いスコアである。アミノ酸スコアは、1973年にWHOとFAOが発表したものである。日本では1982年(昭和57年)の『日本食品標準成分表』の四訂で採用されている。アミノ酸スコア1985年版は WHO/FAO/UNUの3者が発表したもので、1989年にFAO/WHO合同専門家会議により1985年版のスコアが妥当であるとされ現在広く用いられている。2000年の『日本食品標準成分表』の五訂もこれを採用している。1973年版と1985年版との大きな違いは、大豆のアミノ酸スコアを前者は86、後者は100としていることである。アメリカのFDAではさらに消化吸収率を考慮したPDCAASが採用されている。
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