アミノ酸の非リボソームコード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/21 10:07 UTC 版)
「アトロメンチン」の記事における「アミノ酸の非リボソームコード」の解説
非リボソームペプチドシンテターゼ様酵素(アトロメンチンシンテターゼ)は、触媒作用を行う前に基質を受け入れるアデニル化ドメインを持つ。受入れドメインは、非リボソームコード(NPRSコード)と呼ばれる10残基のアミノ酸配列を含んでいる。Suills grevillei由来のアトロメンチンシンテターゼGreAの場合、このコードは、235 (V)-235 (V)-236 (A)-239 (E)-278 (F)-299 (S)-301 (G)-322 (G)-320 (A)-331 (C)-517 (K)-236 (A)-239 (E)-278 (F)-299 (S)-301 (G)-322 (G)-320 (A)-331 (C)-517 (K)という部分で見られる。このコードは、S. lacrymans由来のNPS3、Tapinella panuoides由来のAtrA、Paxillus involutus由来のInvAsとも共通している。同様にアトロメンチン生産のNRPSコードは、他のα-ケト酸由来の化合物の共通のコードがあることを示唆している。 Paxillus involutus由来のInvAにはチオエステラーゼドメインと共通のアミノ酸モチーフも見られ、この酵素がアトロメンチンの生産に関わる機能を持つか否かの生化学データを提供した。
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