アホウドリの繁殖地形成計画とは? わかりやすく解説

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アホウドリの繁殖地形成計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 07:50 UTC 版)

聟島」の記事における「アホウドリの繁殖地形成計画」の解説

聟島列島」も参照 アホウドリ繁殖地である鳥島日本有数活火山であり繁殖地破壊される可能性があるため、聟島新たな繁殖地人為的に設け計画2006年から進められた。 計画5年間で、鳥島産まれアホウドリの雛を聟島運んで育て聟島新たな繁殖地として認識させるもので、同時に成鳥模型島内への誘引と、偽物の卵を置くことによって戻ったつがいの産卵促している。5年間でのべ70羽のひなを移送し死んだ1羽をのぞく69羽すべてが巣立った2012年巣立った14羽のうち6羽には発信器取り付けられており、追跡調査が行われている。 2011年ごろからは人工飼育個体帰還始まりその後徐々に増加し2011年5月時点で計7羽、2012年12月時点では、2008年2009年2年旅立った25羽のうちの12羽が帰島した。 2012年12月になり、NHKカメラによってつがい産卵していることが確認されていたが、孵化しなかった。2013年12月13日2012年産卵したのと同じつがい昨年と同じ場所で今年産卵しているのが確認されたが、孵化予定だった2014年1月12日山階鳥類研究所研究員実地調査したところ、無精卵腐敗していることが判明したこの年聟島列島内の媒島聟島移送し個体鳥島個体のつがいによる繁殖先行して見られている。 2015年1月下旬には、既に置かれている成鳥模型加え生後30日のひなを忠実に再現した模型10体(京都市西尾製作所製)が設置された。 2016年1月15日島内北西部アホウドリの雛が初確認されたことが発表され聟島でのアホウドリ繁殖始まりとなった。このアホウドリ2012年以来営巣していたオス個体で、メス野生個体見られている。雛は順調に育ち5月14日には巣立ち確認された。2017年にも聟島では繁殖成功し、雛が巣立った2018年同様に繁殖巣立ち確認され以前媒島繁殖していたつがいも聟島産卵していることも確認された。

※この「アホウドリの繁殖地形成計画」の解説は、「聟島」の解説の一部です。
「アホウドリの繁殖地形成計画」を含む「聟島」の記事については、「聟島」の概要を参照ください。

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