アニマス・リバー鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/26 07:31 UTC 版)
「デュランゴ・アンド・シルバートン狭軌鉄道」の記事における「アニマス・リバー鉄道」の解説
アニマス・リバー鉄道は、1988年5月7日に運行を開始したディーゼルエンジン式のレールバスによる鉄道で、コロラド州ロックウッドからアニマス渓谷に沿って走っている。この新会社は、デュランゴ・アンド・シルバートン狭軌鉄道によって設立されたもので、デュランゴ・アンド・シルバートン狭軌鉄道の掲げる「100%石炭焚き蒸気機関車による運転」のモットーを守るために別会社にされたものである。レールバスによりロックウッドからのハイキング客や釣り客を渓谷へ輸送していた。かつての郵便荷物車66号が発券窓口・事務所・待合所として使用されていた。 1987年から1988年にかけての冬に製造されたモーターカー1001号はタマロン (Tamarron) と名づけられている。32人乗りで、キャタピラー社製6気筒300馬力エンジンを搭載している。荷物室とトイレを備えている。付随車1002号は48人乗りで、ロングシートとなっている。 1988年5月7日の運行開始時には、最初のレールバスは7時30分にエルク・パークへ向けて出発した。さらに12時30分、18時にカスケード・キャニオンへの便があった。当初の予定では、アニマス・リバー鉄道は5月7日から10月30日まで運行する予定であったが、機械故障のために9月4日までの運行となった。 1989年には、レールバスは修理され5月6日から運行された。12時1分発のカスケード・キャニオン行きの便は10月29日まで運行された。5月27日から9月15日までのエルク・パークまでの便は、7時30分と15時30分に運行された。 1990年にはアニマス・リバー鉄道の運行スケジュールは同じであった。アニマス・リバー鉄道の最後の運行はこの年の9月23日のロックウッドからカスケードまでであった。寄付金が期待した額に届かず、それ以降一度も運行されていない。 2002年のミッショナリー・リッジでの火災に際して、デュランゴ・アンド・シルバートン狭軌鉄道は自発的に蒸気機関車の運転を中止した。運行を続けるために、レールバス1001号(現在のRB-1)とその付随車1002号(現在の313号)が旅客を輸送した。
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