アウレ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 04:09 UTC 版)
地の王や工匠アウレ(Aulë)は、工芸や貴金属の細工や採掘の技術を持つ。ヤヴァンナが妃である。ウルモとは同格に当たる。また、メルコールとは能力や嗜好が似通っていたところからライバル関係だった。 アウレはアルダを造る全ての物質を支配しており、全ての陸地を形成した。灯火の時代に世界を照らした二つの巨大な灯台や、太陽と月を収める容器を作ったのも彼である。 ある時アウレは、イルーヴァタールの子らの到来を待ちわびるあまり、独自にドワーフを創り出した。しかしイルーヴァタールから、分を越えた行為であること、そしてこの種族がアウレの操り人形の域を出ないことを指摘されると、涙ながらに作品を打ち壊そうとした。アウレが悔い改めたので、イルーヴァタールはドワーフを地上で生きる種族として受け入れた。ただし最初に目覚める種族と定められたエルフに先んじて現れることは許さず、時が至るまで地下に眠らせた。このような経緯から、ドワーフは彼をマハル(Mahal)と呼んで崇めている。 アウレはエルフたちの友と言われ、彼らに文字や言葉、工芸、刺繍、絵画、彫刻などを教えており、特にノルドールと親しかった。
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