よもぎ餅とは? わかりやすく解説

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よもぎ‐もち【×蓬餅】

読み方:よもぎもち

ヨモギ若葉灰汁抜(あくぬ)きしてからつきこんで作った餅。草餅。《 春》「掌中の珠とまろめて—/かな女」

蓬餅の画像

よもぎ餅

作者大谷藤子

収載図書戦後出発女性文学 第3巻 昭和23年
出版社ゆまに書房
刊行年月2003.5


蓬餅

(よもぎ餅 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/22 07:00 UTC 版)

蓬餅

蓬餅(よもぎもち)はヨモギを混ぜた餅菓子。団子(ねり餅)にヨモギを混ぜたものは「草だんご」とも呼ばれる。

概要

蓬餅はヨモギの若葉を加えた緑色の餅菓子である[1]。蓬餅の形態には甘味を加えないものと餡を包んだものがある[1]

蓬餅の製法も二つに大きく分けられる。

  • 蒸したもち米に茹でたヨモギの若葉を加えて、普通の餅と同様につき、切り餅やあん餅にしたもの[1]。この方法で菱餅が作られることもある[1]
  • 上新粉などをこねて蒸し、茹でて刻んだヨモギの若葉を加えて、普通の餅と同様についたもの[1]。内側に餡を包んだり、外側に餡をまぶしたりする[1]

ヨモギの若芽には特有の爽やかな香りがあり、それが珍重され春先の和菓子を代表するものの一つとなっている(ヨモギは餅草とも呼ばれる)。また、若芽を摘んでからゆでて乾燥させたものも出回っており、季節外れにはこれが使われる。

「ヨモギモチイ」の名称は、『日本歳時記』(17世紀末)、『本草食鑑』(17世紀末)、『年中定例記』(18世紀中頃)に見られる。草餅は、当初、ハハコグサが用いられていたが、ヨモギに邪気を払う力があり、食すと寿命が延びるという中国思想から3月3日の節供に用いられるようになった[2]

脚注

  1. ^ a b c d e f アサマNEWSパートナーNo.199 (38)餅菓子の文化と微生物”. アサマ化成. 2022年11月30日閲覧。
  2. ^ 『世界大百科事典 31 ユシ - リョ』 平凡社 1973年版(初版1972年) p.204.

関連項目


よもぎ餅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 01:13 UTC 版)

ボンタンアメ」の記事における「よもぎ餅」の解説

ヨモギ香り楽しめ鹿児島県産の抹茶使用縦型ピロー袋の平袋パッケージ販売平成30年2018年3月発売令和2年2020年8月までは『兵六どんのよもぎ餅』の名で販売されていたが、ダイソーなどの100円ショップでは現在も、小袋サイズ縦型ピロー袋の平袋パッケージにて『兵六どんのよもぎ餅』という商品名販売されている。

※この「よもぎ餅」の解説は、「ボンタンアメ」の解説の一部です。
「よもぎ餅」を含む「ボンタンアメ」の記事については、「ボンタンアメ」の概要を参照ください。

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