ゆう‐めい【勇名】
ゆう‐めい〔イウ‐〕【幽冥】
ゆう‐めい〔イウ‐〕【幽明】
ゆう‐めい〔イウ‐〕【有名】
読み方:ゆうめい
[名・形動]
1 名を有すること。
2 世間に名が知られていること。また、そのさま。「—な俳優」「風光明媚で—な地」「—人」⇔無名。
[用法] 有名・著名・高名——「有名な(著名な・高名な)作家」では、相通じて用いられる。いずれも世間に名がよく知られていることをいう。◇「有名」は人にかぎらず日常の身近な所で話題にのぼる事物についても用い、良い悪いのどちらの点でも名がよく知られている場合に用いる。「有名校」「近所で有名な乱暴者」「このあたりでは有名なおばあちゃん」◇「著名」は、社会的に認められて広く知られている場合に用いられ、文章語的で改まった言い方。「著名な学者」◇「高名」は「著名」よりも、さらに社会的評価が高い。「世界的にも高名な物理学者」のように用いるとともに、相手の名前の敬称として「御高名はかねがね承っております」などと用いる。
ゆうめい
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/30 15:45 UTC 版)
ゆうめいは、日本の劇団。2015年7月に舞台作品・美術・映像を制作する団体として結成[1]。
メンバー
過去のメンバー
- 黒澤たける - 制作。2021年3月8日に退団[2]。
概要
- どこでも見かけそうな生々しい人々による「なさそうだけどあったこと」を描く。
- 「ゆうめい」という団体の名前は、「夕と明」「幽明」「幽冥」といった意味合いを持ち、「物事には別の本意が存在するかもしれない」という発見を探求する姿勢を表している[3]。
経歴
2015年7月に新宿眼科画廊にて上演された実体験をテーマにした作品『俺』が旗揚げ公演である。
2016年11月には初の客演を招いて別枠短編公演2本を同時上演。その後、2016年5月には第二回公演、同年7月には第三回公演、同年10月には第四回公演と精力的な活動を見せている。
これまでギャラリースペースを貸し切っての上演を主としていたが、2017年2月には「下北沢ウェーブ2017」に一般公募から選出され[4]、世田谷区下北沢にある劇場、本多劇場の完全バックアップのもと初の劇場公演を上演。
2018年、「CoRich舞台芸術まつり!2018春」で『
2024年、『ハートランド』が第68回岸田國士戯曲賞を受賞した[7]。
2025年、『養生』の演出が第32回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞[8]。
主な公演歴
公演日程 | 公演名 | 会場 | 客演 | 出典・備考等 |
---|---|---|---|---|
2015年7月11日 - 14日 | 俺 | 新宿眼科画廊 | [9] | |
2015年11月 | 別枠短編公演 『カッドオン&くやしい』 |
|||
2016年4月29日 - 5月3日 | みんな | 新宿眼科画廊地下スペース | [10] | |
2016年7月27日 - 31日 | 『俺』再演 | RAFT | [11] | |
2016年10月19日 - 23日 | フェス | スタジオ空洞 |
|
[12] |
2017年2月 | 第27回下北沢演劇祭 下北ウェーブ2017選出作品 『 |
|||
2017年4月21日 - 25日 | 〆 | 新宿眼科画廊 スペースO | 大森信幸、中澤陽 | [13] |
2017年9月8日 - 12日 | 『弟兄』再演 | STスポット |
|
[14] |
2018年3月2日 - 4日 |
|
OFF・OFFシアター |
|
[15] |
2018年6月8日 - 12日 | 父子の展示・公演 『あか』 |
新宿眼科画廊 スペースO | 石倉来輝、五島ケンノ介 | [16] |
2019年1月18日 - 21日 | どらま館ショーケース2019 『粘土ごと』 |
早稲田小劇場どらま館 |
|
[17] |
2019年8月30日 | テアトロコント vol.38 | ユーロライブ | [18] | |
2019年10月4日 - 14日 | MITAKA “Next” Selection 『姿』 |
三鷹市芸術文化センター 星のホール |
|
[19][20][21] |
2020年3月4日 - 16日 | ゆうめいの座標軸 『俺』『弟兄』『あか』 |
こまばアゴラ劇場 | 『弟兄』
『あか』
|
[22] 『あか』の公演中止[23]。 |
2020年8月19日 - 23日 | 15 Minutes Made Rehabilitation | 吉祥寺シアター | 公演中止[24]。 | |
2020年11月26日・27日 | テアトロコント vol.48 | ユーロライブ | [25] | |
2021年5月18日 - 30日 | 姿 | 東京芸術劇場 シアターイースト |
|
[26] |
2021年12月22日 - 29日 | 娘 | ザ・スズナリ | [27] | |
2022年5月28日 - 6月5日 | あかあか | 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場 |
|
[28] |
2022年6月18日 - 19日 | 三重県文化会館 | |||
2022年11月25日 - 27日 | 玉田企画とゆうめいの「おたのしみセット」 『Re:祐希』『登場』 |
ユーロライブ | 佐野剛、島田桃依 | [29] |
2023年4月20日 - 30日 | ハートランド | 東京芸術劇場 シアターイースト |
|
[30][31] |
2024年2月17日 - 20日 | 養生 | ザ・スズナリ | 本橋龍、黒澤多生 | [32] |
2025年3月21日 - 23日 | ゆうめい×ピースランド 『ハートピース』 |
こどものほんや ピースランド |
|
[33] |
2025年11月1日 - 12月 | 10周年全国ツアー公演 『養生』 |
ロームシアター京都 ノースホール 他 | 本橋龍、黒澤多生 | [34] |
書籍
- 池田亮『ハートランド / 養生』白水社、2024年5月。ISBN 978-4-560-09325-2。
脚注
注釈
出典
- ^ 「ABOUT」ゆうめい。
- ^ 「黒澤たける 退団のお知らせ」ゆうめい、2021年3月8日。
- ^ 池田亮(著)碇雪恵(編)「ゆうめい・池田亮:結婚への不安を植えつけた両親を描き、実父を本人役に起用する演劇『姿』」『クイック・ジャパンウェブ』太田出版、2021年5月14日。
- ^ 「下北沢演劇祭が今年も開催!本多劇場“えんげき”文化祭や羽衣のトラック公演」ナターシャ、2016年12月5日。
- ^ 「「CoRich舞台芸術まつり!2018春」グランプリはオパンポン創造社」ナターシャ、2018年6月21日。
- ^ 「第9回せんがわ劇場演劇コンクール、グランプリにパンチェッタ」ナターシャ、2018年7月17日。
- ^ 「“耳かきドライバー”の先へ…岸田國士戯曲賞受賞の池田亮が新たな表現への決意語る」ナターシャ、2024年5月8日。
- ^ 「第32回読売演劇大賞の結果発表、最優秀作品賞は新宿梁山泊「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」」ナターシャ、2025年2月3日。
- ^ 「新宿眼科画廊 Schedule」『新宿眼科画廊』2015年。2015年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ 「俺」『上演記録データベース』早稲田大学、2016年。
- ^ 「みんな」『上演記録データベース』早稲田大学、2016年。
- ^ 「亡くなった“親でアート”する、ゆうめい『フェス』最終日にWSも」ナターシャ、2016年9月13日。
- ^ 「ゆうめい『〆』に池田亮「実話を全てぎゅうぎゅうに詰めてやっていきます」」ナターシャ、2017年4月12日。
- ^ 「いじめの実体験描くゆうめい『弟兄』、主宰の池田亮「初演よりもパワーアップ」」ナターシャ、2017年8月23日。
- ^ 「ゆうめい『巛』、三途的な川を前に眺めたり渡ろうとする人たちを描く」ナターシャ、2018年2月24日。
- ^ 「池田亮の実父も出演、ゆうめい『あか』は親子三代の物語」ナターシャ、2018年5月29日。
- ^ 「「どらま館ショーケース2019」開幕、若手3組が短編作品を上演」ナターシャ、2019年1月19日。
- ^ 「「テアトロコント」ミズタニー&初登場のゆうめい、コント枠にはかが屋ら」ナターシャ、2019年7月30日。
- ^ 「「MITAKA “Next” Selection」に第27班、犬飼勝哉、ゆうめい」ナターシャ、2019年6月17日。
- ^ 「ゆうめい『姿』開幕、池田亮「さまざまななんでに答えながら発表します」」ナターシャ、2019年10月4日。
- ^ 「ゆうめい『姿』開幕直前、稽古場レポート 両親の出会いから別れを描く新作に実父が出演」『SPICE』イープラス、2019年10月1日。
- ^ 「ゆうめいの進化した“原点”を楽しんで、代表作上演の「ゆうめいの座標軸」本日開幕」ナターシャ、2020年3月4日。
- ^ 「ゆうめい「ゆうめいの座標軸」、本日開幕予定の『あか』が公演中止に」ナターシャ、2020年3月10日。
- ^ 「短編でシアターマッスル取り戻す、6団体の“リハビリ”公演「15 Minutes Made」」ナターシャ、2020年6月22日。
- ^ 「ゆうめい、柳沢茂樹と鳥山フキが「テアトロコント」に登場」ナターシャ、2020年11月18日。
- ^ 「池田亮「たくさん楽しんでもらえるよう作りました」、ゆうめい『姿』が芸劇で開幕」ナターシャ、2021年5月19日。
- ^ 「池田亮が自信「今のゆうめいの座組みでしかできない作品に」、ゆうめい『娘』開幕」ナターシャ、2021年12月23日。
- ^ 「“血の繋がりのない他者”との関係を強く意識する作品に、ゆうめい『あかあか』開幕」ナターシャ、2022年5月27日。
- ^ 「玉田企画とゆうめいの合同公演「おたのしみセット」メインビジュアル&詳細決定」ナターシャ、2022年10月26日。
- ^ 「ゆうめい新作『ハートランド』開幕、池田亮「各々の人間が鍋に入っているような内容」」ナターシャ、2023年4月21日。
- ^ 池田亮、相島一之、sara「ゆうめい『ハートランド』池田亮×相島一之×sara インタビュー キャスティング秘話と座組の強み、全員でより見たことない世界へー」『SPICE』(インタビュー)(インタビュアー:丘田ミイ子)、イープラス、2023年4月7日。
- ^ 「特別な時間に生まれる出会いと別れを詰め込んだ、ゆうめい『養生』スタート」ナターシャ、2024年2月18日。
- ^ 「ゆうめいが岸田國士戯曲賞受賞作の続編『ハートピース』を上演 高山市のブックカフェバーにて」ぴあ、2025年1月31日。
- ^ 「ゆうめい10周年全国ツアー『養生』詳細決定、池田亮「劇場から出た後の道が少しでも変わるよう」」ナターシャ、2025年5月8日。
外部リンク
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