みずぶねとは? わかりやすく解説

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みず‐ぶね〔みづ‐〕【水船】

読み方:みずぶね

飲料水を運ぶ船。水取り船水伝馬(みずてんま)。

「水槽」とも書く)

たくわえておく大きなすいそう

「—の前に腰を据えて、しきりにかぶっている坊主頭」〈芥川戯作三昧

生魚入れておく容器。活船(いけぶね)。

「—に浮きてひれ振るい(ごひ)の命まつまもせはしなの世や」〈新撰六帖・三〉


水槽(みずぶね)

醪を圧搾濾過して清酒清酒粕分離する操作をいい。あげふねともいう。最近は自動圧搾機普及しているが、昔は酒袋さかぶくろ)に醪をつめて、(ふね)の中にならべて搾った。その操作次のようである。
まず、醪を酒袋(5~9リットル入り)につめ、(ふね)の中に並べて積む。この間に、最初に出てくる白く濁った清酒荒走りあらばしり)という。が袋でいっぱいになると、の上カサ乗せて、さらに酒袋を積む。積み終わってから3時間くらいは、自らの重さきれいな酒が自然に出てくる。この間を水槽(みずぶね)という。
積み上げた酒袋の高さが低くなってくると、カサ枠を取り除き押蓋おしぶた)と枕木をのせて圧搾始める。これを押槽おしぶね)という。
翌日酒袋積み替えて(袋直し直し)再び圧搾する責槽せめぶね))。責槽から出る酒を責め(せめ)といい、また荒走り責め(せめ)より前に出る酒を中垂れなかだれ)という。



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