みずがめ座
秋の南の空に見られる4個の星がつくる3つの矢が目印
やぎ座の東(左)どなりにあり、3つの矢の形になっている4個の4等星の連なりが目印です。この星々が水がめの部分です。その右にある3等星のアルファ星とベータ星がかめをもつ少年の肩にあたります。水がめから流れ落ちる水はみなみのうお座まで達していて、そこには1等星フォーマルハウトが光っています。秋の夜空には目立たない星座がいくつもありますが、みずがめ座は、やぎ座やうお座と同様に探しにくい星座です。
ゼウスにさらわれた美少年ガニュメデス
ガニュメデスは、からだが金色に輝く美少年のトロイの王子でした。神々の酒の酌をさせるものを探していたゼウスの目にとまり、オリンポスの国にさらわれました。息子がいなくなって嘆き悲しむ両親の姿を見て、ゼウスは気の毒に思い、両親が星座となった彼の姿を見ることでその悲しみをいやせるように、彼を星空にうつしたといわれています。エジプトでは、この星座が冬の洪水を意味し、洪水は水がめの水がこぼされるためにおこると考えられていたといいます。
固有名詞の分類
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