ふくみらい【フクミライ】(食用作物)
登録番号 | 第11842号 | |
登録年月日 | 2004年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ふくみらい よみ:フクミライ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福島県 | |
品種登録者の住所 | 福島県福島市杉妻町2番16号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 武田敏明、冨樫伸夫、浜名光衛、小林弥一、大和田正幸、菅家文左衛門、斎藤真一、荒井義光、平俊雄、佐藤弘一、斎藤弘文、半沢伸治、木田義信、手代木昌宏、佐藤有子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「中部82号」に「チヨニシキ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(福島県郡山市)における成熟期は中生の晩、障害型耐冷性が極強の水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数はやや多、粒着密度は中、穂軸の抽出度は短、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、香りは無、腹白の多少及び胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の晩、穂揃日数はやや短、障害型耐冷性は極強、穂発芽性は難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は中である。 「チヨニシキ」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、障害型耐冷性が強いこと等で、「ひとめぼれ」と比較して、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に福島県農業試験場(郡山市)において、「中部82号」に「チヨニシキ」を交配し、雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- ふくみらいのページへのリンク