にらいかないとは? わかりやすく解説

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にらい‐かない

沖縄奄美古来信じられてきた海のかなたの楽土聖地。そこから神々来訪して福をもたらすとか、火や穀種が来るとか伝える。


にらいかない

奄美・沖繩地方で、海の彼方にあると信じられている楽土。そこから赤また黒また二神豊穣もたらすために来るとされ、旧六月その祭りがある。常世国とも考えられていた。

ニライカナイ

読み方:にらいかない

ニライカナイは「にるや・かなや」「ぎらい・かない」などと発音されることもあり、地域によってはニロー、ニレ一、ニッラなどの方言もある。ニライの名称について諸説があり、沖縄学権威外間守善は「根になるところ」の意であるとしている。柳田國男は「ニーラと言う語は「遠く遥かな」の意であるとし、「遠く遥かな所」の意であるとしている。外間守善の説はニライの機能に、柳田國男はニライの場所に重点置いたものであり、ふたつの説は矛盾するものではない。
ニライカナイは、神の住む海上はるかな遠い国にあり、そこはあらゆる富、豊穣生命根源があるとされている。そして沖縄伝統的村落には、ニライカナイから1年1度神が訪れてきて、人々祝福与えて再び帰っていくという信仰があり、現在でも、その神々来訪演じ儀礼が、あちらこちら祭り中に残っている。


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