なつしお (潜水艦・初代)とは? わかりやすく解説

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なつしお (潜水艦・初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/25 06:46 UTC 版)

なつしお
基本情報
建造所 新三菱重工業神戸造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 なつしお型
艦歴
計画 昭和35年度計画
発注 1960年
起工 1961年12月5日
進水 1962年9月18日
就役 1963年6月29日
除籍 1978年3月20日[1]
除籍後 1978年、宇品造船所で解体
要目
排水量 基準 790t[1]
満載 997t
全長 60.52m
最大幅 6.48m
深さ 6.4m
吃水 4.12m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
三菱神戸/ズルツアー 6LDA 25Bディーゼルエンジン × 2基
富士電機 SG-2発電機 × 2基
三菱電機 SM-2電動機 × 2基
SCA-36W蓄電池 × 240個
推進 スクリュープロペラ × 2軸
出力 水上 900PS
水中 2,320PS
速力 水上 14kt[1]
水中 11kt[1]
燃料 65t(常備)
航続距離 巡航10ktで6,000海里
潜航深度 150m程度
乗員 43名
兵装 56式533mm魚雷発射管 × 3門
レーダー ZPS-2 水上
ソナー JQS-3 アクティブ
JQO-3 パッシブ
探索装置・
その他装置
56式3型 潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLR-1 ECM
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なつしおローマ字JS Natsushio, SS-523)は、海上自衛隊潜水艦[1]なつしお型潜水艦の1番艦[1]。艦名はから由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍陽炎型駆逐艦夏潮」に続き2代目にあたる。

艦歴

「なつしお」は、第1次防衛力整備計画に基づく昭和35年度計画潜水艦8703号艦として、新三菱重工業神戸造船所で1961年12月5日に起工され、1962年9月18日に進水、1963年6月29日に就役し、自衛艦隊第1潜水隊に編入された。

1965年2月1日、第1潜水隊が自衛艦隊隷下に新編された第1潜水隊群隷下に編成替え。同年6月8日から8月23日までの間、「ふゆしお」とともにハワイ派遣訓練に参加。その途中の7月15日オアフ島南方海域で無人の貨物船と衝突し、潜望鏡が折損した[2]

1978年3月20日、除籍[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g 海人社 1978.
  2. ^ 「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』1971年6月号第166号、海人社、1971年6月、81頁。 

参考文献

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 海人社(編)「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』第254号、海人社、1978年5月、125頁。 
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)



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