つくばエクスプレス(つくばえくすぷれす)
東京・秋葉原と茨城県つくば市の間を結ぶ全長58.3kmの鉄道路線である。1994年10月に起工式が行われ、現在は、秋葉原駅の拡張工事やつくば駅の建設などが進行している。当初の予定よりも5年遅れているものの、2005年度に開業することを目指している。
1989年に、「大都市地域の宅地開発・鉄道整備の一体的推進に関する特別措置法」が施行され、常磐新線の建設へ向けた準備が始まった。東京都、埼玉県、千葉県、茨城県の1都3県と民間企業が出資するという第三セクター方式により、事業が進められている。
つくばエクスプレス構想は、鉄道の施設により沿線地域の地価が上昇することを前提としていたため、バブル崩壊で地価が大幅に下落したのは予想外のことだった。そのため、固定資産税の増収を見込んでいた自治体の中には、財政難という事情も加えて、事業費の捻出に苦心しているところもある。
事業の採算性について疑問の声もある中、開業の時期がさらにずれ込む可能性もある。
なお、「つくばエクスプレス」という名称は、一般公募と街頭モニター調査をもとに、首都圏新都市鉄道が決定した。
(2001.02.04更新)
- つくばえくすぷれすのページへのリンク