ちい散歩の終焉と加山雄三の起用
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「散歩シリーズ」の記事における「ちい散歩の終焉と加山雄三の起用」の解説
「ちい散歩#番組の終焉と地井の病死」および「若大将のゆうゆう散歩#概要」も参照 『ちい散歩』の転機は2012年1月、突然訪れることになる。地井が心臓疾患により緊急入院。このため収録ができなくなり、3月以降は総集編を放送するようになる。 これにより番組は打ち切りの危機に瀕するが、この時点でテレ朝はまだ打ち切りには否定的だった。しかしながら、地井の療養が長期化し、ついに『ちい散歩』の終了を決断する。 テレ朝はそんな状況の中、急務で後継の新番組の企画を進めることになる。新たな散歩人として、歌手で俳優の加山雄三を起用し、新番組のタイトルも『若大将のゆうゆう散歩』に決定、5月7日より放送開始することとなった。加山起用について、当時のテレ朝社長早河洋(現:テレビ朝日ホールディングス会長兼CEO)は「地井さんはキャラクターが素晴らしくて、人々との触れ合いなどを的確に表現できる人だと思うが、その中のポイントの1つが絵、スケッチだった。絵に変わるもの、音楽とかそういう才能を持った人がいないかと選考した結果、加山さんになった」 と述べた。また加山も「このような番組に出会えたのは、天から『歩きなさい』と言われているような気がしています」 と喜びを語った。 そして、5月4日、『ちい散歩』は6年1ヶ月1週、1518回に亘る歴史に幕を下ろした。テレ朝では地井の回復を待ってスペシャル版を制作・放送することを計画していた が、後述する地井の逝去により実現しなかった。
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