台湾漁船銃撃事件
別名:漁船銃撃事件
フィリピンの沿岸警備隊の銃撃によって、台湾漁船の乗組員一人が死亡した事件。2013年5月9日に発生した。台湾とフィリピンの両国が排他的経済水域を主張する海域で事件が起きた。
2013年5月15日のRecord Chinaの記事によると、台湾はフィリピンに対し、「正式な謝罪」、「賠償」、「事件の調査及び犯人への厳しい懲罰」、「台湾・フィリピンの漁業協議に関する話し合い」の4項目を要求した。
フィリピンの報道官は、事実関係を確認することを優先すると述べ問題を先送りしようとした。5月13日にフィリピンでは中間選挙が行われており、選挙戦への影響を考慮したとの背景があった。そのため、台湾に対するフィリピン政府の対応が不十分になったとされている。
馬英九総統は15日、フィリピン人の就労申請の凍結をはじめとする対抗措置をとった。また、フィリピン政府による、迅速かつ正式な対応がその後も無かった場合、更なる対抗措置に出る可能性を示唆した。
関連サイト:
台湾、フィリピンに制裁発動 漁船銃撃事件で - MSN産経ニュース
<台湾漁船銃撃事件>「誠意が感じられない!」馬総統フィリピンに制裁措置―台湾メディア - Record China
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