その他の国における道化師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 08:41 UTC 版)
「宮廷道化師」の記事における「その他の国における道化師」の解説
古代エジプトにはファラオを楽しませるために道化師がいた。また、14世紀から16世紀のアステカで道化師は人気があった。 ポーランドの有名な宮廷道化師スタンチクは政治に関した冗談を話し、後にポーランド人の歴史的な人物となった。 ドイツでは中世から民間伝承に伝わるティル・オイレンシュピーゲルがいる。彼は宮廷道化師のように権力や権威をからかい政治を風刺した。 17世紀のスペインでは小人や奇形を持つもの、特にそういった子供たちは道化師として王家に召抱えられていた。ベラスケスはラス・メニーナスに2人の小人を描いている。マリア・バルボラとニコラ・ペルトサートである。マリア・バルボラはフアン・バウティスタ・マルティネス・デル・マソの喪服姿の「皇妃マルガリータ・デ・アウストリア」にも描かれている。ベラスケスは「バルタサール・カルロス王子と小人」のように他にもいくつか宮廷に仕えた小人を描いている。 日本では13世紀から18世紀にかけて、大名に仕える幇間(別名を太鼓持ち、男芸者など)という存在があった。彼らは主に踊りや話術を得意とし相談役や世間話の相手となった。 トンガは近代に入って宮廷道化師を任命した初めての国家である。国王タウファアハウ・トゥポウ4世は1999年にジェシー・ボグダノフを宮廷道化師に任命した。ボグダノフは後に投資に関してのスキャンダルを引き起こした。
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