せんだいメディアテークにおける草アーカイブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 08:01 UTC 版)
「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の記事における「せんだいメディアテークにおける草アーカイブ」の解説
メんだいディアテークでは、草の根的なアーカイブ(コミュニティ・アーカイブ)活動を行う市民にスタジオの環境や機材等を無償で提供し、その成果を公共財として記録・発信する仕組みを持っており、多くの協働者とともに、地域の出来事を記録し伝える取り組みを行っている。せんだいメディアテークの持つ機材やノウハウを提供し、市民と共に協働しながら行う「記録・収集」のプロセスと、その素材を持ち寄って上映会や展示の場をひらく「提示・表現」のプロセスを、スタジオを拠点とするプラットフォームにおいて行き来しながら、ともに考え、対話し、集められた記録を地域のアーカイブとして育てている。わすれン!もこの仕組みを軸にしており、多くの参加者と協働しながら震災にまつわることがらを記録・収集、そして利活用している。 一般的に、市民自らがその地域・コミュニティの出来事や歴史を記録し、アーカイブ化する試みのことを「コミュニティ・アーカイブ」と言うが、わすれン!スタッフは活動当初から、プロのアーキビストによる「プロ・アーカイブ」の対義語として「草アーカイブ」という言葉を使って捉えていた。専門家=プロに任せきりにするのではなく、上手い下手にかかわらず誰もが楽しみながら関わることのができる草野球のように、ごく日常的な文化活動としてのアーカイブを目指すという意味で使われている。
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