水素エネルギー
読み方: すいそえねるぎー
【英】: hydrogen energy
【英】: hydrogen energy
水素は、それ自体資源として天然には存在しないが、酸化物である水として地球上に無限に存在し、また、水素燃焼生成物は、同じく水であり公害源となることはない。水を太陽光や核エネルギーで、電気分解、熱分解して水素を製造し、それを燃焼してそのエネルギーを利用し、水に戻すエネルギー・システムができれば、これは再生可能なエネルギー・システムとなる。水素は、単位重量あたりの発生エネルギーが絶大で反応が速く仕事率も大きい。水素を用いた燃料電池で電気分解の逆操作により、高効率で発電することができ、水素電解装置と組み合わせれば、電気、水素の相互変換が可能である。また、水素は気体としてパイプラインで輸送することも可能である。このように水素はその供給源の豊富さ、再生性、無公害性、エネルギーとしての利用特性、およびその他の物理的特性から、化石燃料枯渇後の人類究極のエネルギーの一形態と考えられているが、一方、低沸点で液化しにくく、分子量が小さいため、容積あたりのエネルギー密度が低く、かつ加圧貯蔵するにも漏えいしやすく、空気と混合すると着火、爆発しやすいなどの問題があり、特殊な貯蔵技術を含む水素エネルギー・システム関係技術の開発が各国で進められている。 |
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