早明浦ダム(さめうらだむ)
吉野川上流に位置し、「四国のいのち」として四国4県で水力発電や生活・産業用水などに使われている。1963年に着工した早明浦ダムは、1975年に完成した。
ダムの高さは106メートルで、貯水量は3億立方メートルと西日本では最大規模を誇る。特に、上水道の半分を早明浦ダムに依存している香川県では、貯水率の行方が気がかりだ。
記録的な少雨が続いて19日午後には貯水率が一時ゼロとなった早明浦ダムでは、発電用水を生活用水として放流するなどの対策で乗り切ろうとしている。貯水率がゼロになるのは、1994年の大渇水以来のこと。
20日から降り続いた雨のおかげで、21日までに貯水率は4%を超えるまでに回復した。しかし、十分な生活用水を確保するには、台風2~3個分の雨が必要だと言われている。
(2005.08.22掲載)
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